先週末に開催されたベルギー発のビッグフェスティバル Tomorrowland は、開催前の現地時間7月16日（水）の夕方遅くに火災が発生、巨大なメインステージから黒煙が立ち上り、セットの一部が炎に包まれる様子が SNS で拡散された。これによって Tomorrowland のメインステージは深刻な損傷を受けたものの、フェスティバルは予定通り開催するという公式声明文が発表され、7月18日（金）14:00にフェスは開場した。
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Effingham Radio の報道によると、大火災によってメインステージを失った Tomorrowland の窮地を救ったのは、なんとアメリカのヘヴィメタル・バンドの Metallica（メタリカ）だったとのことだ。
Metallica は、バンドのステージ用音響機器などを Tomorrowland に提供、建設チームが懸命に努力して新たなメインステージが完成した。
Metallica は円形のステージデザインと、2夜連続公演で異なるセットリストを披露する「M72ワールドツアー」を2023年から行っており、このステージセットはオーストリアに保管されていた。それを夜通し Tomorrowland の会場へ空輸し、フェス会場にて急ピッチで組み立てて新たなメインステージが完成。このセットには大型のビデオウォールなども含まれていた。
なお、Metallica は8月4日に米・ニュージャージー州でワールドツアーを再開するまで、これらの使用予定がなかったとのことだ。
このニュースが伝えられるとすぐに Martin Garrix（マーティン・ギャリックス）は自身の SNS に Metallica のドラマーである Lars Ulrich（ラーズ・ウルリッヒ）とのツーショットを掲載し、以下のように書き込んだ。
（一部翻訳）
これをここに書いているなんて、信じられないけど……Tomorrowland で僕のセットは本当に開催されるんだ！
奇跡を起こしてくれた素晴らしい@tomorrowland チーム、そして新しいステージパーツを提供してくれた @Metallica に心から感謝するよ。今夜メインステージのトリを務めることに、これ以上ないほどワクワクしている。そして間違いなく、今回の Tomorrowland は史上最も特別なものになることだろう。もちろん、ストリーミング配信もするよ。一緒に歴史を作ろう。
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