イギリスのエレクトロ・デュオ Disclosure(ディスクロージャー)と、Anderson .Paak(アンダーソン・パーク)が待望のコラボ曲「No Cap」をリリースした。共作には長年のコラボレーターでアカデミー賞、ゴールデングローブ賞、グラミー賞3回受賞したことのある Jimmy Napes(ジミー・ネイプス)も参加しており、ミュージックビデオは Jackie Radinsky(ジャッキー・ラディンスキー)が監督を務めている。
 

初対面から9年越しのコラボが実現し、Disclosure のガイ&ハワード・ローレンス兄弟は公式声明で、次のようにコメントしている。

「Andy(アンダーソン・パーク)と一緒に作品を作るのは、ずっと前からの夢だった。初めて会ったのは2015年、ニューヨークのフォレスト・ヒルズでのライブ。そのときから彼の大ファンで、今回ついにタイミングと楽曲が完璧に噛み合ったんだ。彼は僕たちが今まで一緒に仕事をした中で、最も才能あるミュージシャンのひとりだ」

一方、Anderson .Paakも今回のコラボに対して熱い想いを語っている。

「このコラボは正直 “やっと来たか!” って感じだよ。ファンには以前から断片的に披露してきたけど、ライブでやるたびに盛り上がりがハンパじゃなかった。“No Cap” は、何も考えずにただ踊れる、理想的なダンスフロア・バンガーだね」

「No Cap」は、Disclosure にとって2024年に Pa Salieu(パ・サリュー)と共演した「King Steps」以来の新曲となる。彼らの最新アルバムは、より実験的なサウンドが評価された『Alchemy』となっている。
 

Anderson .Paak は自身のプロジェクト NxWorries(ノー・ウォーリーズ)として、来月から全米ツアーをスタート予定。ソロとしては、2019年の名作『Ventura』以来、新たなアルバムはリリースしていない。

現代のクラブミュージックの潮流を取り込みながら、両者の個性が完璧に融合した「No Cap」。パーカッシブでグルーヴィーなビートに、Anderson .Paak の特徴的なラップと Disclosure らしいエレクトロ・サウンドが交錯するこの楽曲は、まさに “何も考えずに踊れる” 一曲だ。

フェスやクラブでの定番化は間違いなし。今後のライブでどんな化学反応が生まれるのか、今から期待が高まる。