開催予定のわずか2日前に火災が発生し、フェスティバルで使用するメインステージが焼失したものの、その後なんとか開催し、先日無事に閉幕したばかりのベルギー開催のビッグフェスティバル「Tomorrowland」による花火の保管に関する不備の可能性について、ベルギー当局が調査を進めているとのことだ。

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オランダのメディア VRT はリークされたメールを入手。それはベルギー経済省から検察庁へ送られたメールで、アントワープの地方検察局がこの件を調査しているとのことだ。VRT によると、経済省からのメールでは「Tomorrowland」における花火の保管に関連する3つの規定違反について、「花火が早すぎる段階で現地に持ち込まれていた」「本来立ち入るべきでない人 / 人々が花火にアクセスできる状況にあった」「FPS(連邦公共サービス)安全管理部門に対して、花火の搬入および設置時刻の書面による通知がなかった(これは義務である)」と指摘されていた。

だが8月7日時点で、これらの指摘されている違反がフェスティバルの2日前にあたる7月16日に発生した火災の原因であったとする明確な証拠はないとされている。

Tomorrowland の広報担当者は、リークされたメールに関して「​私たちはこの件について正式な通知を受けておらず、現在経済省によって調査が行われていることから、公にコメントを出すのは適切ではないと考えています」とコメントしている。
また Tomorrowland の主催者は以前「フェスティバルでは常に花火の専門業者として認可されたサプライヤーのみと契約し、適切な規制と安全ガイドラインを厳格に遵守している」と述べていたと伝えている。