先日終了したばかりの、ベルギー開催のビッグフェスティバル「Tomorrowland」。フェス開催2日前のメインステージに火災が発生し、ステージ焼失する程の被害となった件について、先日ベルギー当局がフェスで使用する花火の保管に関する不備の可能性について調査を進めているとお伝えしたが、その後検査官が、フェス開催前にメインステージ付近で梱包されていない状態の花火が317 kg が保管されていたことを発見したと発表した。

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その他にも「Tomorrowland」における花火の保管に関連する規定違反について、「花火が早すぎる段階で現地に持ち込まれていた」「本来立ち入るべきでない人 / 人々が花火にアクセスできる状況にあった」「FPS(連邦公共サービス)安全管理部門に対して、花火の搬入および設置時刻の書面による通知がなかった(これは義務である)」と指摘されている。

317 kg もの花火が梱包・保護なしで主要ステージ付近に保管されていたことが事実であれば、明らかにベルギーの法的基準を大幅に超えた違反である可能性が高い。
更に他の報道では Tomorrowland はメインステージの焼け跡の前に急遽小規模なメインステージを建設することでフェスティバルの開催を可能としたが、その後に行われた残骸分析では、有害物質として欧州で規制されている化学物質「ビスフェノールA」の痕跡が検出されたとも伝えている。