先週木曜日、アメリカ・ニューヨーク州クイーンズの「Arthur Ashe Stadium」にて開催された、Swedish House Mafia(スウェディッシュ・ハウス・マフィア)のオープニング・セットに出演した、エクスペリメンタル・エレクトロニック・ミュージック・アーティスト Yves Tumor(イヴス・トゥモア) が、SHM ファンからの執拗な大ブーイングを受け、演奏を途中で中断しファンに暴言を吐き、波紋を広げている。
なお、Yves Tumor は過去には「FUJI ROCK FESTIVAL ’23」の RED MARQUEE への出演で来日している。
 
Yves Tumor はこのステージで、実験的な音楽を披露したが、それが気に入らなかった SHM のファンたちは大ブーイング。を去る前に「I’m still getting paid for this(まだこれでもギャラをもらってるんだぞ)」と発言したとのことだ。
 

Yves Tumor はパフォーマンス後、Instagram ストーリーに行った一連の投稿の中で、会場にいた観客たちとニューヨーク市を痛烈に批判し、ニューヨーク市のポスターを汚して足蹴にする様子も投稿。しかし、SHM の公演が9月11日、つまりニューヨークでテロが起きた9.11の日に開催されていたため、ニューヨーク市のポスターを汚すという彼の行為に不快感を感じたという声も殺到した。

ショーがどうなったか気になる人はいる?
今夜、最高のセットを披露したのに、人生で見たこともないようなダサい連中のブーイングでステージから追い出されたんだ。

この街はまさに地上の地獄だ。ロサンゼルスは酷いと思っていた。ベルリンも酷いと思っていた。パリも酷いと思っていた。ベルリンは間違いなくもっと酷いね。

さらに Yves Tumor は、SHM ファンからの否定的なメッセージのスクリーンショットを Instagram に投稿し、彼らのことを「人間以下」と罵った。

この人間以下の連中はもうコメント欄にスパムを送っている。それほど気に入っていたから、俺を探すエネルギーが湧いてきたんだろ。ストーカーどもは本当に愛しいね。

なお、これについて SHM メンバーたちは沈黙を貫いているが、 Yves Tumor が投稿した SHM のクリエイティブ・ディレクターであるアレクサンダー・ウェッセリー氏から送られたと思われる別のスクリーンショットの中では、彼から観客の反応について以下のように謝罪を受けていたようだ。

本当にごめん、最悪だった……。君は最高だったし、(SHM の)メンバーも大喜びだったよ。

しかし SHM のファンたちを敵に回してしまった以上、 Yves Tumor が今後 SHM の公演でオープニングアクトを務めることは難しいかもしれない。