2026年4月10日~12日、4月17日~19日の2週に渡って、アメリカ、カルフォルニア州にて開催される北米最大級の音楽フェス『Coachella 2026(コーチェラ)』は、両週末のチケットが約2年ぶりにソールドアウトとなった。今年、一昨年はチケットは完売しておらず、ソールドアウトしたのは2023年ぶりとのことだ。
 
今年のラインナップは Sabrina Carpenter(サブリナ・カーペンター)、Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)、Karol G(カロル G)、Anyma(アニマ)等で、ラインナップが発表された 2025年9月19日からわずか3日後にチケットは売り切れ、過去数年で最も早い完売記録になったとのことだ。

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エンターテインメント業界の取引、契約、データを追跡するウェブサイト「Booking Agent Info」によると、2026年度の Coachella のラインナップでは、"ダンスミュージック" は中心的な存在となっているとのことだ。

ラインナップのほぼ半数はダンスミュージック・アクトで構成されており、その中でも目玉となる Anyma は「Anyma presents Æden」を世界初公開することを先日発表してる。
他にも Kaskade(カスケード)、REZZ(レズ)、Solomun(ソロモン)、Adriatique(Adriatique)、Subtronics(サブトロニクス)、Major Lazer(メジャー・レイザー)、Boys Noize(ボーイズ・ノイズ)といった人気アーティストの他、Marlon Hoffstadt(マーロン・ホフシュタット)、Hamdi(ハムディ)、Prospa(プロスパ)、GENESI(ジェネシ)、Max Styler(マックス・スタイラー)といった新進気鋭のアーティストもラインナップされている。また、Armin van Buuren(アーミン・ヴァン・ビューレン)と Adam Beyer(アダム・ベイヤー)という大御所2名による B2B もパフォーマンスも見どころの一つだ。
 
KATSEYE(キャッツアイ)、The Strokes(ザ・ストロークス)、Young Thug(ヤング・サグ)、Iggy Pop(イギー・ポップ)、Teddy Swims(テディ―・スウィムス)といった多彩なアクトの出演も決定しており、さすがは Coachella といったラインナップとなっている。

米・Billboard によると、チケットの需要を押し上げるもう一つの要因として挙げられるのが、チケットの残金を月ごとに分割払いできる "ペイメントプラン" の存在だ。
2025年の一般入場券(GA)購入者の約60% が "ペイメントプラン" を利用し、50ドル(約7,394円)の頭金でチケットを予約したとのことだ。チケット価格の上昇により、一括払いでの購入が難しくなる中、分割払いオプションは多くのフェス参加者にとって大きな手助けとなり、2026年の需要増加の重要な理由の一つとして考えられている。