2025年10月11 日、12日にアメリカ・カリフォルニア州サクラメントの Cal Expo Center で開催された自身のツアー・フェスティバル・シリーズの最終公演のステージに立った Martin Garrix（マーティン・ギャリックス）が、観客同士の乱闘騒ぎを目にしてプレイを一時中断する騒ぎとなった。
大規模な音楽イベントでの喧嘩は、残念ながら珍しいことではなく、各地のフェスティバルで頻繁に発生している。
参加者が TikTok に投稿した動画では、Martin Garrix は音楽を止め、騒々しいレイバーたちを非難している様子が捉えられている。

「喧嘩をやめろ、やめろ！ 一体何をしているんだ？」

 
そして 観客が喧嘩をしている当事者たちにブーイングを始めると、Martin Garrix は状況が収まるまで辛抱強く待ち、その後パフォーマンスを再開した。喧嘩は Martin Garrix が間に入って止めたことでその後ヒートアップすることもなく、ライブは無事進み、会場のファンたちは EDM 界のスーパースターが自身のヒット曲を披露するのを観ることができた。

フロアで事件や事故が起きてもスルーすることなくアーティストがきちんと介入することで、大事にならずに済んだ例は少なくない。大勢の人が集まる場だからこそ、揉め事や事故は起きやすいものだが、アーティストの中には、自身の音楽をファンに届けるだけでなく、ファンたちがきちんと楽しめているかどうかにまで注意を払える "気配り上手" なアーティストも案外多いのだ。