フランス、パリにて開催されたインディペンデント系レコードレーベル/音楽出版会社 Because Music（ビコーズ・ミュージック）の設立20周年記念イベント『Because Beaubourg』に、Daft Punk（ダフトパンク）の Thomas Bangalter（トーマ・バンガルテル）が、16年ぶりにステージにサプライズ出演し大きな話題になったことも記憶に新しいが、その翌日、フランス語ラップ界のトップアーティストの1人である OrelSan（オレールサン）とのコラボ曲をリリースすることが発表された。

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OrelSan は、2025年11月7日に全17曲収録のアルバム『La Fuite en Avant』をリリースすることを発表。以下の Instagarm 投稿にて OrelSan は、「アルバムの最後のフィーチャリング曲は、まさに夢のフィーチャリングだ。それが Thomas Bangalter なんだ。もし Thomas Bangalter が誰だか分からなければ、コメント欄に書いてみて。そうしたらみんなにバカにされるだろうね。『何も知らないな』って言われるよ。」とユーモアたっぷりにコメントしている。
 
また OrelSan は、2025年10月29日にフランスの劇場で公開される映画「Yoroï（ヨロイ）」に主演するが、この作品は主演だけでなく音楽制作やクリエイティブ面でも深く関わっているマルチメディアプロジェクトとなっている。

この長編映画作品と、最新アルバム『La Fuite en Avant』は、映画と音楽がリンクしているとのことで、OrelSan は「これは映画のサウンドトラックではない。本当に新しいアルバムで、映画を見ていなくても完全に楽しめる。もちろん映画を見ていればなおさらいいけど。「Yoroï」とのつながりもちゃんとある」と説明している。
 
ちなみに、「Yoroï（ヨロイ）」は、「鎧（ヨロイ）」から来ているワードであると考えられており、IMDd によると映画のあらすじは、「最後のツアーが終了した後、Aurélien（OrelSan） は、妊娠中の妻ナナコと共に日本に移住することを決める。日本の田舎にある新しい家で、Aurélien は古い鎧を発見する。その鎧によって、奇妙な生き物 "妖怪" が目覚めることになる」とのことで、日本の文化やビジュアル、あるいは象徴的なイメージに着想を得ている可能性が高い。
 
下が映画のプレビューで、日本での公開予定は今現在の時点ではまだ明らかとなっていない。