スペイン発の世界的人気を誇るパーティーブランド elrow(エルロウ)が、オーストラリア・シドニーに位置するボンダイビーチで開催を予定していた年越しイベント「Bondi Beach XXL」の開催を中止することを発表した。

この決定は、2025年12月14日、ボンダイビーチで銃撃テロが発生し、15人が死亡、40人以上が重軽傷を負う大惨事となったことを受けてのものとなり、elrow、ウェーバリー市議会、オーストラリアのプロモーター企業 Fuzzy の三者により下された決定となる。
これにより、「Bondi Beach XXL」と、並行して開催が予定されていた家族向け無料イベント「Locals Lawn Family Zone」の2イベントが開催中止となった。
 
主催者は同イベントの中止を発表した声明の中で「中止の決定は、影響を受けた人々への思いやりと敬意、そして大規模な集会によるプレッシャーなしに当局が捜査を継続できるようにする必要性に基づいている」と強調した。

ここ数日間、ウェーバリー市議会と緊密に連携し、シドニーのユダヤ人コミュニティと影響を受けた全ての人々への思いやりと配慮に注力することで、ニューサウスウェールズ州警察の捜査をさらに進めてきました。

ウェイバリー市議会と連携し、ボンダイビーチ、elrow Bondi Beach XXL、Locals Lawn Family Zone で予定されていた大晦日イベントは中止となりましたことをお知らせいたします。

ボンダイビーチにおける10年以上ぶりの大規模な大晦日の祝賀イベントの復活として予定されていた「Bondi Beach XXL」は、最大15,000人の来場者が見込まれており、ラインナップには HoneyLuv、Kölsch、Patrick Topping、TSHA、William Kiss らがラインナップ、さらにelrow ならではの没入型の演出やテーマステージも予定されていた。

ボンダイビーチでのテロ事件当時、現地は夕方で、ユダヤ教の祭りである「ハヌカ」を祝うためにボンダイビーチにあるアーチャー・パークには約1000人の市民が集まっていた。犯人は50歳のサジド・アクラムと、その24歳の息子ナビードで、ナビードは親子の男二人で、歩道橋の上から群衆に向けて銃を乱射。犯人の車両からは、自作のイスラム国(IS)の旗と、即席爆発装置(IED)が発見されており、同事件は現地当局により “IS の思想に触発された反ユダヤ主義に基づくテロ事件” として断定されている。