音楽心理学誌に掲載された英リーズ大学の研究者による新たな研究によると、多数の40歳以上の女性たちが、メンタルヘルスを改善するために、ナイトクラブや音楽フェスティバルに繰り返し足を運んでいるとのことだ。
リーズ大学の研究者たちは、40歳〜65歳の女性のナイトクラブ利用者136人を対象に調査を行い、EDM が彼女たちの心身の健康に大きく貢献していることを明らかにした。

回答者の女性たちがナイトクラブや音楽フェスに行く動機として最も多かったのが「お気に入りの DJ を見たい」というものだったが、一方で回答者たちはダンスをストレス解消や感情の解放の手段としても捉えており、65.9%が EDM イベントへの参加体験を「スピリチュアル」であると表現、62.9%が「現実逃避のためにナイトクラブへ行く」と回答。また58.3%が「ナイトクラブという環境では普段とは違う自分になれる」と回答した。


身体的な健康も EDM イベントのメリットとして挙げられており、参加者の中にはクラブが通いを日々のフィットネス習慣に取り入れ「長時間踊ることは従来のジムでのトレーニングよりも好ましい選択肢である」と考えている人もいたとのことだ。

また、回答者の90%がエレクトロニック・ミュージック・イベントで居心地の良さを感じており、音楽への情熱が世代間の隔たりを埋め、永続的な友情を育んでいると回答。新型コロナウィルス感染症によるロックダウンでライブ音楽が一時的に中断された際、多くの人が自身のアイデンティティの根幹から切り離されたように感じたと述べている。

しかし、その一方で回答者の約5分の1は「年齢のため自分が(クラブやフェスに)場違いな存在である」と感じているとのことで、若い世代から批判的な目で見られることがあると回答。さらに回答者のほぼ半分が望まない身体的接触を経験したと報告しており、そのため多くの人が意図的に別の場所を探したり、信頼できる友人グループと一緒にイベントに参加する傾向が強いことも判明した。

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