Ms. Lauryn Hill(ローリン・ヒル)が、1998年リリースのソロデビュー作『The Miseducation of Lauryn Hill』以降、なぜアルバムをリリースしなかったのか、その理由を明らかにした。
同アルバムは、R&B、ヒップホップ、ソウルを融合させた作品で、初週42万2000枚のセールスを記録し、グラミー賞を2部門受賞するなど、1990年代を代表するアルバムの一つとしての地位を確立した。
 

それから約30年後となる最近、、Ms. Lauryn Hill は自身の Instagram への投稿で、その成功の余波について振り返った。
 

インスピレーションに満ち溢れ、信念を持って創作活動に取り組もうとする際に、あまり語られることのないのは、そのエネルギーの消耗……そして、誠実に創作活動を続けるために、安全な場所を見つけることの難しさだ。

多くの人はチャンスを金銭としか捉えず、『意義』を無視しがちだ。「The Score」も「The Miseducation」も、我々が自分たちの表現を “許されたから” 作られたわけではない。我々は、一歩一歩闘い抜いたのだ。

大成功は貪欲さを生み出し、金のために芸術を貶めてしまうことがある。

アーティストは様々な段階を経ている。創造性には表現、探求、そして実験が必要だ。

ある意味、私は Harriet Tubman(ハリエット・ダブマン/アメリカの元黒人奴隷/奴隷解放運動家/女性解放運動家)のような存在だった。権力者たちが扉を閉ざそうとする前に、あえて困難な真実を訴えようと走り続けたのだ。もしそれがそんなに容易なことなら、今、世界の舞台でそのような表現はどこにあるのだろうか? 体制は、自分たちがコントロールできないものを恐れる。創造性は、自由であるときにこそ最も力を発揮するのだ。

Ms. Lauryn Hill は、2026年のグラミー賞授賞式で故 D'Angelo(ディアンジェロ)と Roberta Flack(ロバータ・フラック)へのトリビュートを披露した。

2026年の夏、Ms. Lauryn Hill は The Fugees(ザ・フージーズ)メンバーの Wyclef Jean(ワイクリフ・ジョン)と共に、ハイチの芸術と音楽を讃える初の英国版「Diaspora Calling!」に出演、同イベントには、Ms. Lauryn Hill の息子である Zion(ザイオン)と、レゲエ界のレジェンド Bob Marley(ボブ・マーリー)の孫に当たる YG Marley(ワイジー・マーリー)も出演予定となっている。なお、The Fugees の名盤『The Score』と、Ms. Lauryn Hill の『The Miseducation of Lauryn Hill』の発売25周年を記念するイベントが中止されて以来、Wyclef Jean と Ms. Lauryn Hill がステージ上で共演するのは今回が初となる。