テックハウス DJ/プロデューサーの John Summit(ジョン・サミット)が、イギリスを代表するハウスDJ/プロデュサーPete Tong (ピート・トン)に自身が制作したリミックスを盗用されたと主張し、自身の X で公然と非難した。
 

問題となっているのは、John Summit がこれまでの DJ セットでたびたびプレイしてきた、Everything But The Girl(エブリシング・バット・ザ・ガール)の名曲 "Missing" のリミックス。この楽曲は、John Summit が Pete Tong と共同で制作を進めていたバージョンだったという。
 

John Summit によると、Pete Tong は実際には制作面でほとんど貢献していなかったにもかかわらず、コラボレーション名義としてクレジットされる予定だったという。しかし、その同じリミックスが現在、Pete Tong と Franky Rizardo(フランキー・リザード)のコラボ作品としてリリースされる予定になっているとのことだ。
John Summit は X にて Pete Tong をメンションし、以下のように一連のコメントしている。とんでもなくイライラしているのが伝わってくる投稿だ。

俺の行方不明になってるリミックスをあんたと一緒にリリースすると約束してくれてありがとう(プロダクションの面では何もせず)。そんで俺のリミックスを Franky Rizardo と一緒にリリースするために横取りかよ。

あんた、ほんと一流のクズだな。俺があんたに憧れてたなんて信じられないよ。

あと、結局オーケストラ版の全編を自分でやってしまって、今週末にプレミア・プレイするんだけど、手助けゼロ、ありがとね。

(「real class act you are. 」と書こうとして「release class act you are.」と書いたことを指して )リアルじゃなくてリリース、って俺が書いたのは分かってる。苛立ってて急いで打ってるんだ。悔いはない。

 

John Summit は、2025年にアメリカ、マイアミの Space Miami で行ったセットでもこのリミックスをプレイしており、今回の投稿では、やり取りのスクリーンショットなどの証拠も公開されている。さらに、この楽曲のスペシャル・オーケストラ・エディットを近日初披露する予定であることも明かしている。
 

John Summit は Franky Rizardo 本人とも話をしたとし、Franky Rizardo は今回の件について何も知らなかったと説明しており、完全にとばっちりを食らった形であるようだ。7月9時点で、Pete Tong 側から公式なコメントは発表されていないが、今後の続報に注目したい。
 

Franky Rizardo は以下のようにコメントしている。
 

(一部翻訳)
今日、このリリースを取り巻く経緯について詳しく知った結果、僕はこの作品に関わり続けることが、自分にとって正しいことではないと感じるようになりました。

これは誰かの味方をしたり、誰かを責めたりするための決断ではありません。ただ、自分自身にとって最も誠実だと思える選択をしたということです。

私はこのリミックスをとても誇りに思っていますし、多くの皆さんと特別なつながりを生んでくれた作品でもあります。DJ セットでプレイするたびに、私にとって本当に大切な1曲になっています。実はこのリミックスは、ショー会場へ向かう車の中で制作したもので、正式にリリースする機会をいただいた時は本当に嬉しかったことを覚えています。

関係者の皆さんには心から幸運を願っていますし、この問題が円満に解決することを願っています。私は、誰もが最善の意図を持って行動していたと信じています。しかし、このリミックスをリリースするのは、もはや自分にとって正しい形ではないと感じています。

そのため、当面は DJ セットでのみプレイする楽曲として残すことにします。

私にとっては1曲をリリースすることよりも、自分の信念や価値観に忠実であることのほうが大切です。

ご理解いただき、本当にありがとうございます。