1948年9月12日北海道生まれ。1972年「赤色エレジー」でデビュー。当時、アメリカのコンテンポラリーなフォーク・ロックやヒッピームーブメントなどに
強い影響を受けながらも、その影響下に留まらず、日本の大正や昭和のロマンティックな大衆文化を彷彿とさせるオリジナリティあふれる音楽世界を創り出していった。デビューアルバム『乙女の儚夢』以降、『噫無情』『日本少年』『永遠の遠国』と、あがた森魚世界観をはらんだアルバムを発表しながら70年代を駆け抜け、80年代にはヴァージンVSを結成しA児と名乗り「星空サイクリング」などを発表、87年には当時のタンゴ・ブームとも折り合った『バンドネオンの豹』を発表、ワールドミュージックへと視野を広げ、90年代初頭には、雷蔵を結成しアルバムをリリース。 21世紀以降も『佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど』『タルホロジー』『俺の知らない内田裕也は俺の知ってる宇宙の夕焼け』『誰もがエリカを愛してる』『コドモアルバム』『女と男のいる舗道』『ぐすぺり幼年期』と続々リリース。昨年2012年、デビュー40周年を記念した全国ツアーを行い、東京(日比谷公会堂)公演の模様を収録したCD、DVDを5月にリリース。アーカイヴシリーズのリリースも始まる。
http://www.agatamorio.com/