OKI(オキ、本名:加納 沖、1957年-)は、日本のアイヌ民族出身のミュージシャン、音楽プロデューサー。チカルスタジオ所属。父は彫刻家の砂澤ビッキ、母は山田美年子であるが、両親の離婚および母親の再婚により、養父となった加納光於(銅版画作家)のもとで育った。 自分にアイヌの血が流れている事は大学時代に関連書籍の父の作品を見るまで知らなかったとされる。
アサンカラ(旭川)アイヌの血を引く、カラフト・アイヌの伝統弦楽器「トンコリ」の奏者。プレイヤーとしてだけでなく、トンコリやアイヌの伝統歌「ウポポ」によるアイヌ伝統音楽を基調に、ダブ、レゲエ、ロック、アフロ・ビートなど世界のルーツ音楽を取り入れた音楽を制作している。
オキが演奏するトンコリは、樺太アイヌに親しまれていた5弦の琴であり、いわゆる日本の琴との共通点は全くない。2005年にはアイヌの伝統曲に取り組み、トンコリだけで録音、制作されたアルバム「トンコリ」を発表した。
http://www.tonkori.com/