安蘭 けい(あらん けい、本名・安田瞳子 - )は、日本の女優。元宝塚歌劇団・星組トップスター。血液型AB型、公称身長167cm。愛称とうこ。滋賀県甲賀郡(現・湖南市)出身。所属事務所はホリプロ、所属レコード会社はポニーキャニオン。 略歴本籍地および祖父の出身地は韓国慶尚南道である。1989年、宝塚音楽学校入学。卒業時の成績は首席。1991年、第77期生として宝塚歌劇団に入団。月組『ベルサイユのばら』で初舞台を踏む。同期生には春野寿美礼、朝海ひかる、花總まり、成瀬こうきなど。1992年、雪組に配属される。1995年、新人公演「JFK」で初主演。ジョン・F・ケネディ役を演じる。「エリザベート」のルドルフの子供時代や「ICARUS」のイカロスなど、少年役を相次いで演じた。1999年頃からは組替えで雪組に配属、同期の朝海、成瀬とともにトリオで使われることが多かった。後に「雪組三兄弟」(当時流行していただんご三兄弟に由来)とも呼ばれる。2000年、星組に組替え。2003年には日生劇場「雨に唄えば」でドン役を演じる。さらに「王家に捧ぐ歌」(宝塚版アイーダ)では事実上のヒロイン・アイーダ役を演じる。『ミュージカル』誌では作品がベスト・ミュージカルに選ばれ、安蘭自身も女優部門2位、さらに松尾芸能新人賞も受賞した(現役のタカラジェンヌでは初の受賞)。2004年には「ファントム」日本初演でシャンドン伯爵を演じる。翌2005年、主演公演「龍星」では、複雑な生い立ちをもつ孤独な主人公を務めた。2006年には「ベルサイユのばら」が再演され、大劇場と東京でそれぞれオスカルとアンドレを演じた。なお、この再演により本公演でオスカル・アンドレ・フェルゼンと男役が演じる三役全てを演じたことになり、これは宝塚史上初である。2006年、湖月わたるの退団を受け、入団16年目にして星組トップスターに就任。日本国籍でないことを公表したタカラジェンヌがトップスターに就任した例は鳳蘭(中国籍、後に日本に帰化)に次ぐ二人目。相手役には専科より遠野あすかを迎える。お披露目公演は、ドラマシティ・日本青年館公演「ヘイズコード」。大劇場お披露目公演は「さくら/シークレットハンター」。2007年、「エル・アルコン-鷹-」(原作・青池保子)では、ダーティー・ヒーローを演じた。
ウィキペディアで続きを読む