2016年秋、レッドブル・ミュージック・アカデミーはモントリオールへ

世界を旅する音楽学校とフェスティバルのシリーズ「レッドブル・ミュージック・アカデミー」が今年はカナダ・モントリオールにて開催されることが決定しました。今回で18回目を迎えるアカデミーは、2007年のトロント以来のカナダでの開催となり、現地で1ヶ月にわたって特別な音楽プロジェクトが開催されます。全世界共通の応募期間は、2016年1月18日(月)から2016年3月7日(月)まで。

音楽におけるクリエイティビティを育成する目的で設立された、世界を旅する音楽学校「Red Bull Music Academy (レッドブル・ミュージック・アカデミー)」。アカデミーが始まったのは1998年、ベルリンを出発点としてケープタウン、サンパウロ、バルセロナ、ロンドン、トロント、ニューヨーク、東京、パリ、と地球を横断してきました。

世界各地から選ばれたプロデューサー、ヴォーカリスト、ビートメイカー、DJ、楽器の演奏家など、独自に音楽を追究するクリエイターたちが音楽学校に参加します。そこでは、著名な音楽人よるレクチャー、最新のアートが展示されたスタジオでのレコーディング・セッションやコラボレーションが繰り広げられます。さらにその街を象徴する音楽的、文化的アイデンティティを紹介すべく、アカデミー独自のキュレーションで、パフォーマンスやエキシビジョンが期間中日々開催されるのです。

ジャンルや世代を超えた交流は本プログラムの最も重要とするポイントです。次に挙げられる名前は、過去に行われたレクチャーやパフォーマンスを行ったアーティストたちのほんの一部です:Bob Moog(ボブ・モーグ)、Brian Eno(ブライアン・イーノ)、Nile Rodgers(ナイル・ロジャース)、Steve Reich(スティーブ・ライヒ)、Kim Gordon(キム・ゴードン)、Giorgio Moroder(ジョルジオ・モロダー)、Erykah Badu(エリカ・バドゥ)、Bootsy Collins(ブーツィー・コリンズ)、MF DOOM(MFドゥーム)、Richie Hawtin(リッチー・ホーティン)、Tony Allen(トニー・アレン)、Q-Tip(Qティップ)、Sly & Robbie(スライ&ロビー)、Chuck D(チャックD), M.I.A.、James Murphy(ジェイムス・マーフィー)、Moodymann(ムーディマン)。そしてFlying Lotus(フライング・ロータス)、Hudson Mohawke(ハドソン・モホーク)、Nina Kraviz(ニーナ・クラヴィッツ)、Evian Christ(エビアン・クリスト)、Mumdance(マムダンス)、Natalia Lafourcade(ナタリア・ラフォルカデ)、Jamie Woon(ジェイミー・ウーン)、Katy B(ケイティB)、Jackmaster(ジャックマスター)ら、多くのアカデミー卒業生たちが、あらゆる音楽シーンを牽引する存在へと羽ばたきました。


WHY モントリオール?
何十年にも渡り実験的な芸術が栄える都市、モントリオール。ディスコ、ジャズ、フォーク、ヒップホップ、テクノに根づいた豊かな歴史が、Oscar Peterson(オスカー・ピーターソン)、Leonard Cohen(レナード・コーエン)、Rufus Wainwright(ルーファス・ウェインライト)、そしてArcade Fire(アーケイド・ファイア)という、偉大なるアーティストたちの音楽を産み出したと言えます。

さらにカナダ人のアカデミー卒業生には、Lunice(ルナイス)、Sinjin Hawke(シンジン・ホーク)、昨年カナダ出身のMC、ドレイクの最新アルバム「If You're Reading This It's Too Late」へプロデューサーとして迎えられ話題となったEkali(ユーカリ)が挙げられます。

多言語社会、多文化が交差するこの街では、アートシーンやゲームデザイン、アニメーション産業が栄え、世界でもトップレベルの映像作家も輩出しています。また、個性的な建築物や産業的なその景観もモントリオールの個性を表現しています。多数のフェスティバルやエキシビション、コミュニティギャザリングなど、多様性のあるクリエイティビティが溢れるこの街に、レッドブル・ミュージック・アカデミー独自のテイストを加えていきたいと考えています。

2015年パリTERM2の参加者たちをモントリオールへ
2016年1月18日より世界中の音楽クリエイターたちが「レッドブル・ミュージック・アカデミー モントリオール 2016」へ向け、一斉に応募が開始されます。

そして2015年、11月の衝撃的な事件により中止せざるをえなくなったアカデミーTERM2。すべての参加者へ等しく機会を与えたいという意向から、パリ TERM2へ参加するはずであった30名が今回の募集で新しく選ばれる40名に加わり、合計70名が今回のモントリオールへと招待されることになりました。応募要項や開催期間等の詳細は後日発表いたします。

日本でもゲストを迎えたワークショップを開催!
また応募期間中、アカデミーの雰囲気を少しでも感じていただき、説明会も兼ねたワークショップセッションも国内数カ所で開催します。イベント詳細は後日発表しますのでご期待ください。

 

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