17日にYAMATOから始まり、Deadmau5で終えるという最高の1日を送ったお台場ULTRA JAPAN特設会場。2日目は前日の盛り上がりをそのまま引き継ぎ、世界一熱い日曜日となったことは言うまでもない。その様子を興奮そのままにレポートする。



11時の開演時間とともにメインステージではJUSTIN OHがオープニングアクトを務める。時折、小雨に濡れることがあったが、その程度のものでは前日の盛り上がりは掻き消せない。むしろ前日以上に盛り上がる予感がJUSTIN OHのセットにはあった。



そしてこの日、メインステージでは唯一の日本人として出演したDAISHI DANCEが登場。世界を股にかけて数え切れないほどのギグをこなすアーティストがメインステージに多数出演するULTRA JAPANだが、彼もその一人。日本在住ながら、韓国の人気クラブ等でも活躍するDAISHI DANCEは定番の「↑↑↑」のサインボードで盛り上げるスタイルを披露。



ULTRAの魅力はステージだけではない。ULTRA PARK STAGE前のベンチに腰掛けて仲間と会話を楽しんだり、ULTRA LOUNGEでハンモックに揺られながらチルアウトしたりRESISTANCEステージ横のフードスペースでフードを楽しんだりと、会場の中では自由な時間を楽しむことができる。
 

ULTRA PARKでのチルアウトを楽しんだ後にメインステージに足を運ぶと、FEDDE LE GRANDがステージに現れた。ULTRA JAPAN 2014でもフロアを沸かせてくれた彼はTiesto & KSHMR Feat. Vassy「Secrets」やTiësto & The Chainsmokers「Split (Only U)」など親交の深いアーティストたちの楽曲もプレイ。
さらに自身の楽曲「Cinematic」ではフロアがまるで大海原のように鮮やかに揺れ、彼のプレイによって鳥肌が立つほどの一体感が生まれた。



そしてお待ちかね、Carnageがお得意のハードスタイルでフロアを完全にロックしてスタート。彼は「私のギャング」の文字が目を惹かれるASOCトレーナーを着用。登場と同時にアナーキーな世界に仕上げたCarnageのセットはパンクバンドのライブのような勢いでフロアを煽り、数万ものオーディエンスを右へ左へと揺らしていく。Zara Larsson & MNEK「Never Forget You (Carnage & Kayzo Remix)」、Avicii「Waiting For Love (Carnage & Headhunterz Remix)
」、Carnage X Timmy Trumpet「PSY Or DIE」などといった自身の制作楽曲を続々と投下。



これまでDAY 1とDAY 2のメインステージでパフォーマンスしたアーティストは17組になるが、全体を通してみるとGalantis「No Money」のRemixやBootlegをプレイされる回数が多い印象にある。ULTRA メインステージアーティストたちから支持を受けるGalantisは「Firebird」でスタート。2015年にリリースしたアルバム「Pharmacy」から「Runaway(U & I)」「Peanut Butter Jelly」「In My Head 」などをプレイ。フェスの楽しさは彼のセットリストに詰まっており、ピースフルな音楽に合わせて歌ったり手を叩いたりジャンプしたりと、フェスの醍醐味を体感できた。iFLYERではGalantisのインタビューも公開予定こちらもお楽しみに!



日が暮れ、2日目の夜となった17時55分ごろにはKnife Partyが登場。長年、ダブステップ、ドラムンベースのシーンにおいて圧倒的な支持を受ける彼らは「Red Dawn」や「Internet Friends」など自身のヒット曲を織り込み、派手なレーザー・照明演出も味方し、夜のお台場が最高の輝きを放っていた。最後はKnife Party「Bonfire」でこの上ないほどにハードなフィニッシュを迎えた。



最後はULTRA EUROPEで大トリを務めた「オランダの皇帝」ことHARDWELLが登場。彼の登場には興奮が抑えきれず、オーディエンスが沸き立つ中、W&W, HARDWELL「Live The Night」でスタート。「オランダの皇帝」はその名にふさわしく、「Apollo」で割れんばかりの歓声を誘い、「Going Crazy」でこの日の最高熱狂度に達した。自身の手がけた音楽を次々にフロアにこれでもかとばかりに投下し、「Don't Let Me Down (Hardwell & Sephyx Remix)
」でファンの涙を誘うフィニッシュを迎えた。



まさに最高レベルのパフォーマンスを見せてくれたアーティスト!会場はまさにダンスミュージック天国となった。AWAによるULTRA JAPAN 2016 DAY1のプレイリストを聴いてこのレポートとともに是非会場の臨場感を感じてほしい!