ロンドンのビジネスメディア「Music Business Worldwide」によると、オランダを拠点に置くインディーレーベルであり、エレクトロダンスミュージック専門のレーベルとしては最大手のSpinnin’ RecordsをSony Music GroupとWarner Music Groupの2社が獲得に向けて動き出しているとの噂が浮上した。

Spinnin' Recordsは過去に数々のクラブ・フェスアンセムを輩出し、Martin Garrixを発掘し世界一の人気DJにまで育て上げ、Youtubeチャンネル登録者数は1700万人と、確固たる信頼と実績を挙げてきたダンスミュージックシーンの最重要レーベルであり、その市場価値は日本円換算だと約100億円にものぼる。

獲得に向けて動き出している2社はこれまでにもダンスミュージック関連のレーベルとパートナーを組んだ経験があり、Sony Musicは2013年にUltra Music、昨年夏にはMinistry of Soundを獲得した。
Warner Musicが持つレーベル「Atlantic」にSkrillex主宰のOWSLAが契約し、さらにメインレーベルにはKaskadeなどが所属している。

近年、ダンスミュージックシーンの規模が大きくなり、アーティスト主宰のインディーレーベルが大手レーベルの傘下に入るなど大きな変化を見せているようだ。