誰もが知るフランスを代表するラグジュアリーブランド『Hermès』が、ストリートシーンに進出!?
ハイブランドとストリート、それらは相容れないジャンルと思われてきた節がある。特に、伝統と歴史のあるメゾンともなると、あまり奇をてらったプロダクトに挑戦するとは考えがたいことだった。





しかし、先日大盛況となった『LOUIS VUITTON』と『Supreme』のコラボレーションなどを始め、昨今ではファッション業界に新たな風が吹き込まれてきている。
エルメスは、これまでにも現代社会に歩調を合わせ、若者をはじめとする多くの人々の興味をそそるような商品をリリースしてきた。その代表例として、Apple Watchのエルメスのベルトの展開や、展覧会の開催といったものが挙げられるだろう。



最近では2017春夏コレクションで、モダンなトラベルグッズを発表したばかりだった。
そのような動きの中で今回発表されたのは、スケートボードとロングボード
近年稀に見られる、モードとストリートカルチャーの融合の具体例とも言える。


ボードのデザインは、ブランドのレジェンド的存在とも言われているアーティスティックディレクター『Henri d’Origny(アンリ・ドリニー)』と『Françoise de La Perrière(フランソワーズ・ドゥ・ラ・ペリエール)』が手掛けた。彼らは、エルメスのスカーフをデザインしていることでも有名。
明るめのウッドは、素材にブナとカエデのベニヤを、その上にカラフルでダイナミックな模様が描かれている。ボードは、『Cavalcadour』『Bouclerie Moderne』『Sangles en zigzag』の計3種類。








これ以上にラグジュアリーなボードは世界中探してもないだろう。
とはいえ、一概にボードといっても天下のエルメス。やはり、お値段も超一級なのは言わずもがな。ボードの価格は、何と2,900ドル(約318,000円)。2017年9月下旬以降、エルメスの一部米国店舗やオンラインストアにて販売開始予定。
誰の手に渡るのか、気になるところだ。

現在、エルメスの世界を体感できるイベントが『銀座メゾンエルメス』にて3つほど開催中。
・【シネマ】『血を吸うカメラ』:2017.9.2(土)〜9.30(土)
・【シネマ】『たそがれの女心』:2017.8.5〜8.27(日)
・【アート】「ATM tempo Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ エマニュエル・ソーニエ展」:2017.7.14〜10.31(火)

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