Flying Lotus(フライング・ロータス)がサウンドトラックを手掛けるSF映画『Perfect』が、SXSWで上映されることが明かされた。
 

あのジャズミュージシャンのJohn Coltrane(ジョン・コルトレーン)を大叔父に持つFlying Lotusは、Kamasi Washington(カマシ・ワシントン)やThundercat(サンダーキャット)といった名アーティストを多数抱えるLAビートを中心としたレーベル Brainfeeder(ブレインフィーダー)を率いる​中心人物であり、自身のアルバム『You're Dead!』では、2018年のFUJI ROCK FESTIVALへの出演が決定しているKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)、更にHerbie Hancock(ハービー・ハンコック)、Snoop Dogg(スヌープ・ドッグ)等、錚々たるアーティストたちをフィーチャーしている。近年では映画監督としてもデビューしており、現在、彼が所属するレーベルWarp Records(ワープ・レコーズ)から、目下次のスタジオアルバムを製作中とのこと。
 
 


そんな彼がサウンドトラックを手掛けている映画『Perfect』は、EDDIE ALCAZARが監督を務めるSF映画で、「漠然としたSF的な世界で、冷たく近代的な家の中にいる一人の少年が、インプラントを体に導入する宣伝に惹かれ、それを導入する。インプラントによって彼が持っていた暗く歪んだ幻覚は治癒されるものの、それは体へのリスクを伴うものだった。彼は完璧になることを望みインプラントを使用し続けるものの、最終的に彼の心は彼が望んだようなものではなくなってしまう」…というようなストーリーであるとのこと。
監督のEDDIE ALCAZARは、過去にはFlying Lotusが音楽を手掛ける短編映画『FUCKKKYOUUU』の監督でもある。
 
『Perfect』が上映されるSXSWは、アメリカのオースチンにて10日間に渡って開催される、音楽や映画、インタラクティブ、ソーシャルメディア等といったテクノロジーに関するコンベンション。メジャー・インディーズ含めて毎年400組以上のアーティストたちがライブを開催し、日本からも水曜日のカンパネラやPerfume等が過去に出演している。

Flying Lotusは2018年8月17日に幕張で開催されるSONIC MANIA内のBraifeeder Night in SONICMANIAに出演予定。ジャズ、ヒップホップ、エレクトロニカ…世界中の幅広いジャンルのアーティストたちから絶賛されている彼の音楽を、ぜひ若い世代の音楽ファンにも実際に体験してもらいたいところだ。



Written by きのや