デジタル音楽ディストリビューションサービス「TuneCore Japan」(以下、本サービス)によるアーティストへの還元額が、現時点で30億円を突破致した。2017年度では約15億円(前年比183%)をアーティストに還元しており、サービス開始から6年連続で増加している。


主な原因としては、一般社団法人日本レコード協会が発表した国内の2018年音楽配信売上573億円(前年比108%)、またIFPIが発表したグローバルの音楽市場レベニューが 173億USドル(前年比108%)といった国内外のデジタル音楽市場の成長、利用アーティストの増加、そしてアーティストのファンベース拡大が考えられる。

配信形態別で見ると、日本の音楽市場全体では前年比96%と下降が続いているダウンロードも、本サービスでは前年比136%、ストリーミングが前年比251%、YouTubeコンテンツ収益化サービス(アドストリーミング)が前年比614%となっており、全体的に上昇しております。そのなかでも、国内外でストリーミングの存在感が年々増しており、IFPIの発表では、世界の課金利用者も1億7600万人に到達しております。 2017年は国内でも音楽ストリーミングサービスへの配信曲の増加により、視聴者が聞きたい曲が充実してきたと見られ、引続き成長が期待できる。

海外売り上げからの累計アーティスト還元額は全体の約6%となっており、前年度より2%減となってしまいましたが、これは国内からの還元額が大きく増加したことが要因となっており、海外からの還元額自体は前年比176%と、2016年度よりもさらに成長しております。2017年の海外からの還元額の成長は、AmPmやKOHH、小瀬村晶をはじめとする、海外からの視聴数を獲得するアーティストの活躍が出てきたことが要因として考えられる。
 
ジャンル別の売り上げに関しては、国内におけるTOP3ジャンルが、J-POPHIPHOP/RAPロックの順となっています。それに対し、海外での売り上げTOP3ジャンルは、アニメ・ゲームサウンドトラックエレクトロニックの順になりました。また、J-POPの439曲が64カ国、アニメ・ゲームの340曲が63カ国、インストゥルメンタルの155曲が49カ国で一部配信ストアのジャンル別TOP10入りを果たし、日本アーティストの海外でのチャートインも、着実に増えてきている。
 
2018年も引続き国内外の配信ストアを拡大していくとともに、次世代アーティストがデジタル音楽を最大限に活用し、海外進出への足がかりを掴めますよう、サービスを提供し続けている。現在、還元額30億円を突破したことを記念して、『シングル配信無料キャンペーン』を開催中!
 

TuneCore Japan

自分で作った楽曲を、利用者であれば、『誰でも』世界中(185ヶ国以上)の配信ストアで販売できる、米大手音楽配信ディストリビューションサービス『TuneCore』の日本版。2012年10月より、日本でのサービスを開始しており、2017年末までにアーティストへの総還元額が30億円を突破。国内外問わず、アーティストが楽曲販売可能な音楽配信ストアを追加し、積極的に事業展開をしている。
http://www.tunecore.co.jp/