ベルリンの最先端を行く実験的レーベル〈PAN〉からの前作『Serpent Music』が、アルカやブライアン・イーノらと並んで、米Pitchforkの【The 20 Best Experimental Albums of 2016】に選出されるなど最高級の評価を獲得し、注目を集めた Yves Tumor(イヴ・トゥモア)。昨年には〈Warp〉との電撃契約が発表され、同年12月には、坂本龍一のリミックスアルバム『ASYNC - REMODELS』に、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー、アルヴァ・ノト、コーネリアス、ヨハン・ヨハンソンらと共にリキミサーとして名を連ねた。
 
 

そして今年9月、デジタルで先行リリースされ、Pitchfolkではケンドリック・ラマーの『DAMN.』以降、最高得点となる9.1点を獲得した Yves Tumor(イヴ・トゥモア)のニューアルバム『Safe In The Hands Of Love』の国内盤がいよいよ本日発売となる。国内盤CDにはボーナストラックが追加収録され、歌詞対訳と解説書も封入される。

"ここには確かに、フランク・オーシャンとジェイムス・ブレイクが探ってきた場所の手がかりが存在するが、何よりもトゥモアは‘黒人のレディオヘッド’という外套のサイズが自分に合うかどうか試しているのかもしれない。「Lifetime」やリードシングル「Noid」の猛烈なドラムとストリングス、「Licking An Orchid」のポスト・パンキッシュな反芻、そして「Honesty」のダブワイズなエレクトロ・ファンクなど、間違いなく彼はうまくやってのけた。サウンドはスタジアム・サイズで、言葉は心を騒がせている” - 英 The Wire