PCDJ ユーザーの DJ の皆さんは、もちろん USB メモリをフル活用していることだろう。しかし、USB といえば、大した作業ではないものの、いちいち毎回面倒くさいのが「USB の取り外し」。本来であれば、「ハードウェアの安全な取り外し」をクリックしてから取り外すという工程を踏まなければならないところを、間違えて引っこ抜いてしまって顔面蒼白になった経験がある方は多いのではないだろうか。これまではその工程を踏まなかった場合、データ消失の危険性などが指摘されてきていたためである。


しかし、Microsoft は、Windows 10 のバージョン1809 に更新(自動的に更新されるとのこと)することにより、USB、Thunderbolt ストレージを「ハードウェアの安全な取り外し」をクリックせずに抜いてしまっても OK、と公式発表。
これまでは「高パフォーマンス」という設定となっており、書き込み速度が速い代わりに「ハードウェアの安全な取り外し」という工程が必要だったが、バージョン1809からは書き込みキャッシュを使用しない「クイック取り外し」となるため、そのまま USB メモリを抜いてしまっても OK になったんだとか。

そもそも、USB メモリなんてこれまでにも普通に引っこ抜いていた!という人も多いかもしれないが、今後は「いきなり USB メモリを抜いてしまっても問題なし!」というお墨付きが Microsoft から出たため、安心してバンバン引っこ抜くことができるようになったわけだ。Winユーザーで、DJ する際に使用するトラックのデータを USB メモリに詰め込みまくっている PCDJ ユーザーにはありがたい話だろう。