Avicii が亡くなってから、早くも1年が経過した。


亡くなる前はもちろんの事、亡くなった後も多くの DJ にサポートされ、現在でも様々な DJ のセットで彼の楽曲が使われており、世界中から愛されていることがわかる。先日開催された Ultra Miami 2019 で特大アートが製作されたのもその1つだろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

Royyal Dog 심찬양さん(@royyaldog)がシェアした投稿 -


Avicii は多くのメガヒット曲を抱えており、誰もが一度は耳にしたことがある楽曲ばかり。彼の Spotify のトップ10を見てみると、全て億越えという驚愕の数字を叩き出している。


しかし、代表曲である "Levels" や "Wake Me Up" などの陰に隠れる素晴らしい楽曲も数多く存在する。そこで今回は再生回数が5000万回を下回る、つまり、代表曲に比べて知名度の低い彼の楽曲にスポットライトを当て、紹介していきたいと思う。Avicii は楽曲数が多いので、色々と聞いてみたいけれどどこから手をつければいいやら...という方は、ぜひこの記事を参考にしていただきたい。
 

Dear Boy

こちらは2013年にリリースされたデビューアルバム「True」に収録されている楽曲。現在のミュージックシーンでは考えられない長さだが、ヴォーカルをつとめた MØ(ムー)のアンニュイな歌声とメリハリのあるハウス調のサウンドが見事にマッチし、飽きることなく彼らの世界に入り浸れる楽曲となっている。
 

Lay Me Down

彼の楽曲の中でも、ディスコとファンクの要素も伺えるダンサブルな楽曲。ボーカルに Adam Lambert(アダム・ランバート)、ギターに  Nile Rodgers(ナイル・ロジャーズ)を迎えた超豪華メンバーによる楽曲だが、再生回数はあまり伸びず。この曲が大好きだった筆者はこの再生回数の少なさに驚いた。
 

X You

こちらは2013年にリリースされたが、アルバムには一度も収録されなかった楽曲。実はこの楽曲は、世界140ヵ国4,199名のクリエイターから集まった12,905種類のサウンドを厳選し出来上がった、規模の大きい楽曲になっている。集中して聴くと、様々な種類のサウンドが組み込まれているのがわかる。
 

Somewhere in Stockholm

故郷であるストックホルムでバックボーンを失う、という歌詞を優しくメロウなサウンドに包み込む、Avicii の故郷へのオマージュにも取れる楽曲になっている。公式の MV は公開されていないが、ライブで流れた映像がとても美しく、感動的だったと話題にもなった。
 

Fade Into Darkness

こちらは再生回数が5000万回をオーバーしているが、Avicii が亡くなってから、公式にはリリースされていない "Heaven" とともに Don Diablo(ドン・ディアブロ)や Steve Aoki(スティーブ・アオキ)がプレイするようになり、再生回数が伸びた楽曲。


Spotify 内の Avicii のページを見てしみじみ感じるのが、素晴らしい楽曲ではないので再生回数が少ないというわけではない、ということだ。ここではご紹介できなかった楽曲も素晴らしいものばかりなので、これを機に改めて Avicii の偉大さに触れてみてはいかがだろうか。

Written By TAKERU SHIGYO