Woodstock 50 の主な投資家であり、電通グループの海外事業運営全般を統括する「Dentsu Aegis Network」が、Woodstock 50 への投資の中止と、同フェスティバルの開催キャンセルを公表した。

Woodstock 50 は以前より様々な問題を抱えていた。オフィシャルのイベントではない「Woodstock’s 50th anniversary festival」がオリジナルの Woodstock が開催された Bethel Woods で開催予定となっており音楽ファンたちを困惑させる状況となっていた。更に、いくつかのメディアでは出演アーティストへの支払いが数日遅れていると報道、ヘッドライナーの1組として発表されていた The Black Keys も出演キャンセルとなっていた。また、主催者側が主催に必要な許可を取得できていなかったため、チケットの販売も未だ延期されていた。

Dentsu Aegis Network は、「時間・労力・多大な投資をしているにも関わらず、Woodstock のブランドとしてふさわしいイベントが実行できるとは思えない」とし、同フェスティバルからの撤退及びフェスティバルの開催キャンセルを決定したという。

しかし、Woodstock 50 の主催者は、Dentsu Aegis Network がフェスティバルから撤退の発表をした後も依然として新たな投資家を探しており、フェスティバルは開催されるだろうと述べている。