Zedd(ゼッド)の名を世に知らしめ、彼の人生を大きく変えるターニングポイントとなったシングル "Spectrum" がリリースされてから6月4日で7周年。それにあたって、Zedd は自らを祝福するコメントを SNS にポストした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

SPECTRUM CAME OUT 7 YEARS AGO!!  WHO WAS THERE FOR IT???

Zeddさん(@zedd)がシェアした投稿 -


色褪せない名曲の節目にファンも祝福ムードだったが、この楽曲でヴォーカルを務めたアメリカのシンガー、Matthew Koma(マシュー・コマ)が、このタイミングで Zedd に対する不満を吐露。
 
 

元々、短いスパンで一緒に曲を製作していた2人が突然全くコラボをしなくなったため、2人の間に何かあったのでは? とファンの間で噂されていた中、スクリーンショット8枚分にもなる批判的な文章を Zedd に突きつけた。

内容を要約すると、
・2人が出会ったのは Zedd がインタースコープ・レコードと契約する前で、「同等な立場」で一緒に "Spectrum" や "Clarity" を製作した。
「確執」が始まったのは Matthew が歌詞もメロディーも書いたはずの楽曲のインタビューで Zeddが「僕が書いた歌詞が」と答え、ヴォーカルを務めた Matthew の名前を一切出さなかった際。更に2〜3年の間訴え続けてやっとギャラが支払われる始末。
Matthew が自身のアルバムのために書いた "Suitcase" は Zedd のプロデュースだったが、リリースを止められ、お蔵入りにするか別のシンガーと組んで "Zedd" という名前でリリースするかの二択を迫られることになり、結局違うバージョンをリリースするのに4年も待つ羽目に。
・日本で "Find You" を製作している際には、Matthew にヴォーカルを担当して欲しくないと伝えられたが、締め切りに間に合わせるため、結局 Matthew が担当することに。この話は Zedd の最初のシングル4曲のうち、3曲を Matthew が書き、大ヒットを記録した後の出来事。
・"Clarity" をより良いものにするため、Matthew の歌声のピッチをあげる説得をしたり、実際に担当した Foxes を含めた女性シンガー数組も紹介。
・見事 "Clarity" がグラミー賞を受賞したが、Matthew は式に招待されず
「The Making of Zedd」というドキュメンタリー映画(笑)のプレミアに、Zedd とコラボしたアーティストの中で Matthew だけ招待されず、そもそも映画のためのインタビューもされなかった
・"Clarity" を気に入ったファンは Zedd のドラムやキックが人気に火をつけたと思っており、Matthew が賞賛されることはなかった。
・彼とテレビ番組に出演した際、Matthew の体調が悪かったため、曲のキーを下げるよう要求したが、C のキーでしかピアノを弾けない Zedd に「僕の曲がダメになる」と断られた
・Matthew は自分が悪いのではないかと数年の間思っていたが、Zedd と仕事をしたことがある他の人たちと話す機会が増え、彼が最悪な人間だと確信
・Zedd と製作した楽曲を通して様々なプロデューサーやアーティストと一緒に働く機会を得ることができたが、お互いリスペクトしあえる人の名前をあげればキリがない。
・音楽業界では変わった話ではなく、今までも多く語られてきたが、Zedd と Matthew がコラボをしなくなったのは、Matthew にはどうすることもできなかったから。

「あんな虐待的な経験を繰り返すぐらいなら、スターバックスのトイレ掃除でもしてた方がマシだよ。アレクサ、 "Happy Now" を流して。いや、やっぱりいいや」と Matthew は最後に綴った。

今回の件について Zedd はコメントを発表していないが、様々な海外サイトが、Zedd チームにコメントを求めているという。

ここで気になるのが、以前から Zedd とは最悪の関係であるDiplo(ディプロ)の反応。
特に直接的なコメントはしていないが、Matthew のツイートを「いいね!」しており、陰で Matthew を後押ししているような反応を見せた。


Zedd の性格に問題があるという噂は以前から度々上がっていたが、今回の一件でさらに Zedd に対する不信感を抱いた人も多いはず。この一件が良い方向に落ち着くことだけでなく、こういった問題がなくなることを願いたい。

Written By TAKERU SHIGYO