チケット転売会社「Viagogo（ビアゴーゴー）」。日本でも「ビアゴー」と呼ばれ、同社サービスが展開されているので、チケットが公式サイトで完売してしまった場合などに使用した経験がある音楽ファンも多いことだろう。
そんな Viagogo だが「新型コロナウィルスでキャンセルとなったイベントやフェスティバルなどのチケットの払い戻しを拒否している」と mixmag が報じている。
Viagogo の返金ポリシーによると「イベントがキャンセルされた場合はチケットの払い戻しを受け付けるが、イベントが延期されチケットが新しい日程に有効な場合は払い戻しを受けることができない」そうだ。
2020年に入り、新型ころなウイルスの影響により、主催者サイドからはイベント・フェスティバルのキャンセルが発表され、キャンセルが確認が取れているのにも関わらず、Viagogo が「イベントは延期」と主張し、チケットの返金を拒んでいるケースが世界中で多発しているとのことだ。
Wireless Festival 公式アナウンスは「2020年のWireless Festival はキャンセル」と発表。延期日程も現時点では決まっていないが、仮に延期日程にチケットを持ち越したとしてもそれは1つの選択肢に過ぎない。
▼Wireless Festival の公式発表。「2020年のフェスティバルはキャンセルと記載がある」
そのため Viagogo に問い合わせをし、返金したいと伝えたが、Viagogo サイドは、「フェスティバルは延期だ」と主張。例え2021年に開催されたとしても Gordon Scott は、 Rage Against The Machine が出演しないのであれば行く意味がないと答えている。
そして Gordon Scott は、Viagogo と Leeds Festival 主催者へ何度も電話をかけ、数時間話した後、Viagogo は渋々ながら返金に同意したとのことだ。
なお、Leeds Festival の主催者は、Viagogo へ連絡を取り、フェスティバルは正式にキャンセルとなり延期になる予定はないと伝えたとのことだ。また、主催者が認めていない転売サイトで購入したチケットの有効性に関して、購入者は十分注意するよう呼び掛けており、また購入者を守るため常に主催者が認め許可しているサイトからのみ、チケットを購入することを求めている。
▼ Leeds Festival の公式発表。「2020年のフェスティバルはキャンセルと記載がある」
そのため、Melissa Taylor のように返金を求めるチケット保有者は、延期されたイベントに参加できない場合でも、そのチケットを Viagogo にて本人が再転売することもできないという。
Viagogo の広報担当者は以下の様に述べている。
とにかく、Leeds Festival の主催者が呼び掛けているように、チケットは主催者側が認めたチケット販売会社で購入することが、万が一の場合を考えると安全だ。
ここ日本では、イベントのチケット転売は禁止されている場合が多いが、 日本の Viagogo のサイトをチェックすると、今だに転売されている場合もあるので注意しよう。
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そんな Viagogo だが「新型コロナウィルスでキャンセルとなったイベントやフェスティバルなどのチケットの払い戻しを拒否している」と mixmag が報じている。
Viagogo の返金ポリシーによると「イベントがキャンセルされた場合はチケットの払い戻しを受け付けるが、イベントが延期されチケットが新しい日程に有効な場合は払い戻しを受けることができない」そうだ。
2020年に入り、新型ころなウイルスの影響により、主催者サイドからはイベント・フェスティバルのキャンセルが発表され、キャンセルが確認が取れているのにも関わらず、Viagogo が「イベントは延期」と主張し、チケットの返金を拒んでいるケースが世界中で多発しているとのことだ。
ケース１：ロンドンで開催予定だったフェスの返金拒否
ロンドンで開催予定だった「Wireless Festival」のチケットを Viagogo にて購入した Melissa Taylor（メリッサ・テイラー）は 、チケット代として約270ポンド（日本円約3万7千円）を Viagogo に支払った。結果として Wireless Festival はキャンセルとなったため、Melissa Taylorは Viagogo に返金を求めた。だが、Viagogo サイドは「チケットを来年に持ち越せる」と言う理由で返金を拒否しているという。Wireless Festival 公式アナウンスは「2020年のWireless Festival はキャンセル」と発表。延期日程も現時点では決まっていないが、仮に延期日程にチケットを持ち越したとしてもそれは1つの選択肢に過ぎない。
▼Wireless Festival の公式発表。「2020年のフェスティバルはキャンセルと記載がある」
ケース2：レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン出演のフェスの返金拒否
Gordon Scott（ゴードン・スコット）は、 Rage Against The Machine（レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン）のヘッドライナー出演を知り、Leeds Festival のチケットを Viagogo にて購入。だが、新型コロナウイルスの影響によりフェスティバルはキャンセルとなった。そのため Viagogo に問い合わせをし、返金したいと伝えたが、Viagogo サイドは、「フェスティバルは延期だ」と主張。例え2021年に開催されたとしても Gordon Scott は、 Rage Against The Machine が出演しないのであれば行く意味がないと答えている。
そして Gordon Scott は、Viagogo と Leeds Festival 主催者へ何度も電話をかけ、数時間話した後、Viagogo は渋々ながら返金に同意したとのことだ。
なお、Leeds Festival の主催者は、Viagogo へ連絡を取り、フェスティバルは正式にキャンセルとなり延期になる予定はないと伝えたとのことだ。また、主催者が認めていない転売サイトで購入したチケットの有効性に関して、購入者は十分注意するよう呼び掛けており、また購入者を守るため常に主催者が認め許可しているサイトからのみ、チケットを購入することを求めている。
▼ Leeds Festival の公式発表。「2020年のフェスティバルはキャンセルと記載がある」
実際の対応は...?
イベントやフェスティバルは依然として、新型コロナウイルスによりキャンセルが続いている。Viagogo はこの状況に対応するために、返金ポリシーを変更したとのことだ。この変更されたポリシー内容が、問題となっている「チケットの返金は行わず、チケット保有者は別のイベントに変更することが可能」というものだ。そのため、Melissa Taylor のように返金を求めるチケット保有者は、延期されたイベントに参加できない場合でも、そのチケットを Viagogo にて本人が再転売することもできないという。
Viagogo の広報担当者は以下の様に述べている。
だが、 Viagogo のホームページを見ると、下記の記載がある。今の状況はイベント業界にとって前例のない経験で、また世界中のイベントが軒並みキャンセル・延期となり、お客様にとっては悲しい出来事であると理解しています。こういったチケットについては、来年、2021年のイベントに持ち越して有効となります。また当社の利用規約と契約によって、現在の状況で返金を受ける権利はありません。当社はイベントの最新情報を得るため、お客様に連絡をしていますが、万が一その他の質問等があればいつでも当社へご連絡ください。もし、新しい日程に参加できない場合は、、別のイベントに参加することができます。
果たして Viagogo でチケットを購入した他の購入者たちは、実際どのような対応をされているのだろうか……。イベントがキャンセルされた場合 – お客様は何もする必要ありません。当社からご連絡します。お客様は全額返金またはチケット額の125%相当のクーポンを受け取ることができます。
とにかく、Leeds Festival の主催者が呼び掛けているように、チケットは主催者側が認めたチケット販売会社で購入することが、万が一の場合を考えると安全だ。
ここ日本では、イベントのチケット転売は禁止されている場合が多いが、 日本の Viagogo のサイトをチェックすると、今だに転売されている場合もあるので注意しよう。
