世界のテクノ史に深く刻まれている世紀の祭典。1989年のスタートから21世紀初頭まで世界中のファンを魅了し続けた伝説のフェス・レイヴイベント「Love Parade」

テクノ大国ドイツの首都ベルリン市内で年に一度開催され、当初は150人程度だったもののピーク時には150万人以上の参加者が街を覆い尽くし、誰もが歓喜に酔いしれるその多幸感は世界でも随一。現行シーンはもちろんのこと、それは音楽の枠組みを越え、カルチャーや思想、ファッションなどにも大きな影響を与えてきた。

そんな「Love Parade」が創始者 Dr.Motte の元、ユネスコの無形文化遺産となって新たな形で復活することが明らかに。現在はすでに再興のためのプロジェクトチーム Rave The Planet が始動し、2022年の開催を目指している。

そして、このたび本プロジェクトの公式サポーターに KEN ISHII が抜擢。さらには「Love Parade」復活を支援するチャリティコンピレーション「RAVE THE PLANET: SUPPORTER SERIES, VOL.001」KEN ISHII の新曲「Upkick」が収録された。

今回の件に関して、KEN ISHII は以下のようにコメントしている。

「Love Parade は1990年代中期、クラブミュージックの1ジャンルに過ぎなかったテクノが完全にオーバーグラウンドにのし上がるキッカケとなり、またそのテクノで大勢が集まって踊る『レイブ』というイベント形態が世界5大陸に瞬く間に伝播するする理由となったフリーフェスティバルだ。最盛期にはベルリンに世界中から150万人が集った。それほどのインパクトと遠心力が Love Parade にはあった。Ultra も Tomorrowland もこの Love Parade が無ければ存在し得ない。その復活プロジェクトを発案者かつ指導者である張本人 Dr. Motte が始動させた。楽しみでしょうがない。ところでこの曲『Upkick』はこのプロジェクトを推し進める非営利団体 RAVE THE PLANET へのチャリティとして提供したもの。ボク自身も1995年の Love Parade に昼間はクラウドとして、夜はアフターパーティーの出演者として参加していたが、あの時の高揚感を思い出しながら制作した。曲にストレートなポジティブさとささやかな'90年代感があるのはそのせいだ。」


「RAVE THE PLANET: SUPPORTER SERIES, VOL.001」は現在 Beatport で販売中。
https://www.beatport.com/release/rave-the-planet-supporter-series-vol-001/3238269


Rave The Planet
https://www.ravetheplanet.com


 

KEN ISHII

アーティスト、DJ、プロデューサー、リミキサーとして幅広く活動し、1年の半分近い時間をヨーロッパ、アジア、北/南アメリカ、オセアニア等、海外でのDJで過ごす。'93年、ベルギーのテクノレーベル「R & S Records」からデビュー。イギリス音楽誌「NME」のテクノチャートでNo.1を獲得、その名を世界に知らしめる。'95年、アルバム「Jelly Tones」(R&S/SONY)をリリースし、大ヒットを記録。'96年には「Jelly Tones」 からのシングル「Extra」のビデオクリップ(映画「AKIRA」の作画監督/森本晃司監督作品)が、イギリスの “MTV DANCE VIDEO OF THE YEAR” を受賞。世界に通用する音作りができる日本人のパイオニア的存在として、ワールドワイドで高い評価を得る。

'98年、長野オリンピック・オフィシャル・オープニングテーマのインターナショナル版を作曲し、世界70カ国以上でオンエア。2000年アメリカのニュース週刊誌「Newsweek」で表紙を飾る。'04年、スペイン・イビサ島で開催のダンス・ミュージック界最高峰“DJ AWARDS”でBEST TECHNO DJを受賞し、名実共に世界一を獲得。'05年には「愛・地球博」で日本政府が主催する瀬戸日本館の音楽及び音響設計を担当。'10年東京都現代美術館で行われた「サイバーアーツジャパン」に出展した3Dインスタレーション作品への参加や、と東京ミッドタウンの館内BGMのミックスを2年間担当するなど、楽曲制作、DJに加え様々な活動を展開。翌年それらのインターナショナルな活動に、世界的通信社「ロイター」が注目し報道配信。全世界の新聞、雑誌、ウェブサイトなどで10億人が目にすることとなった。

そして新たに立ち上げたプロジェクト「Ken Ishii presents Metropolitan Harmonic Formulas」で菊地成孔、Emi Meyer、Jazztronik、Alex from Tokyo、Masaki Sakamotoらとコラボレーション、Mr. Fingers「Can You Feel It」、Soft House Company「A Little Piano…」をカバーし、他のアーティストや異ジャンルの音楽ともクロスオーバーするエレクトロニック・ミュージックを作り上げた。'13年は世界デビュー20周年を迎え、4月にドイツのトップ・レーベルSystematic Recordingsの主宰者マーク・ロンボイと共に初のコラボレーション・アルバム「Taiyo -2CD-」をリリース。'14年20周年時に撮影したドキュメンタリー「KI20- Ken Ishii on The Move」をYouTubeで配信。昨年はFlare名義でアルバム「Leaps」をリリース、「自由なテクノ」を奏でている。昨今は海外、国内問わず様々なレーベルから作品を発表し続け、今年もDJ、作品発表と世界をフィールドに精力的に活動していく。


■OFFICIAL WEBSITE
https://kenishii.com/


■OFFICIAL SNS
https://www.facebook.com/kenishiiofficial/
https://www.instagram.com/_kenishii_/
https://twitter.com/K_Ishii_70Drums