世界最大級のライブ・エンターテインメント企業である Live Nation(ライブネーション) CEOの Michael Rapino が、「ライブ音楽は2022年に復活する」との予測を公表した。

Live Nation の株価は、過去最高の91.18ドルに達しており、これはパンデミック前の株価よりも約15ドル高く、ライブイベントの復活に対する需要を反映している。

イギリスでは、Reading Festival と Creamfields のチケットが急速な売行きとなり、この需要の証拠となっているが、新型コロナウイルスワクチンがより多くの国で普及することにより、ライブイベントの復活は「世界市場全体で変化する」と予想されている。

2020年の Live Nation は10億ドルの損失を出しているが、それにもかかわらず、Michael Rapino は予防接種に関する政府の計画が順調に進んでいき、チケットの需要が高まっていることに希望を見出しており、一部地域では2021年にショーが開催され、2022年には世界ツアーが再開されると見ているようだ。

アナリストからの質問に対し、Michael Rapino は次のように述べている。

「この1年間は、新型コロナウイルスの影響を受けた会社、従業員、ファン、アーティスト、その他多くの人々にとって困難となったが、目の前の機会にこれほど興奮したことはない」

「(ファンの)需要と供給の停滞を解消するタイミングが近づいてきているようだ。ワクチンの配布は加速しており、世界中の新型コロナウイルス症例の減少により、安全で意味のあるショーへの復帰が間もなく可能になるという確信が更に高まっている」