新型コロナウイルスのパンデミックによる規制が緩和されつつあるフランスでは、政府によるパンデミックからの再開計画の戦略の一部として、ストリップクラブが再開となった。一方で、依然としてナイトクラブは閉鎖されたままとなっており、その矛盾についてをフランスの国会議員が指摘している。

5月19日、映画館、小売店、美術館が再開され、一部の「ストリップクラブがレストランとして分類登録されている」という理由により、それらのストリップクラブも再開される運びとなったが、その一方でナイトクラブはまだ閉鎖中となっている。

フランスの国会議員は「社会的距離が不足しているにも関わらず、クラブに踊りに行く以前にストリップクラブの再開が許可されるというのは不条理である」と指摘している。

しかし、残念ながら7月までにナイトライフが再開するという道はなさそうで、現在 Emmanuel Macron 大統領の計画によると、23:00以降の夜間外出禁止令を6月9日までとし、7月30日には規制を完全に解除するという。
その時点で、ナイトライフ施設の営業についての今後の方針が明らかとなることが期待されているが、今のところはまだ不透明なままであるとのことだ。

なお、フランスのナイトライフ部門は14ヶ月以上前に閉鎖され、それによって45,000人の雇用が失われているそうだ。