あと数日後に迫っている東京オリンピック2020だが、FOX Sports によると、東京・晴美に位置する「選手村」に設置された、選手たちが使用するベッドはダンボール製「新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、選手同士が性行為できないように設計されている」と主張している選手がいるとのことだ。

▼下が実際の段ボール製ベッド

この100%リサイクル可能なダンボールベッドは、日本企業 Airweave が設計したものとなっており、FNN プライムオンラインによると、この Airweave 製ダンボールベッドのスペックは以下の通り。

・約90cm × 長さ 約210cm × 高さ 約80cm 
・高身長の使用者のためにエクステンション有り
・サステナビリティにも配慮
・強度は200kgまでOK(平均的な成年男子3人分が一度に乗って飛び跳ねてもも大丈夫?)

更に、このダンボールベッドと組み合わせるマットレスは、選手の体型によって肩、腰、足の部分に合わせて、マットレスを硬さごとに3分割し、組み合わせ可能となっているスペシャル仕様であるとのことだ。

つまり、ダンボールベッドと言えど、強度、機能ともにかなりのハイスペックなベッドなのである。
なお、平均的成年男子三人が乗ってもOKということなので、力士体型でもない限りは、下世話な話、強度だけで考えれば3Pまで OK、ということになるかもしれない。

しかし、アメリカの長距離ランナー Paul Chelimo は「選手村に設置してあるベッドは、選手間の性行為を避ける目的となっている。このベッドは1人分の体重にしか耐えられず、スポーツ以外のことを避ける状況を作っている」とツイート。
確かに、遠征に行った先で突然このベッドが出てきたら、ちょっとビックリしてしまうかもしれない……。


オリンピック当局は、新型コロナウイルスのパンデミック渦中であることから、特に問題が発生するのではないかと警告しているそうだ。

1988年からオリンピック当局は選手にコンドームを配布している。今年は16万個配布予定となっており、2016年にブラジルで行われた夏季オリンピックでは45万個配布されたそうだ。
当局によると「コンドームは選手村で使用するのではなく、自国へ持ち帰り安全な性行為について広めるためのメッセージだ」としている。

しかし「選手間で接触を行わないようにする感染対策との矛盾が生じている」と DAILY SHINCHO は報じている。

同誌によると、2012年にアメリカのスポーツ専門チャンネル ESPN の電子版で配信された記事では、オリンピックアスリートの取材に基づいた選手村の知られざる性事情が明かされているそうで、水泳のライアン・ロクテ選手は「オリンピック選手の70%から75%が大会中に性行為をしている」と証言。

アテネや北京大会に出場した女子サッカーアメリカ代表のホープ・ソロ選手も「一生に一度の経験をしたら、思い出も作りたい。性行為でもパーティでも競技場でもね」と証言しているそうだ。

上記の通り、スペック的には例え性行為をしたとしても問題がないダンボールベッドだが、新型コロナウイルス感染拡大防止という観点から考えた場合、選手たちには選手村での性行為は控えてもらいたいと思わずにはいられない。