パンデミックのため、2年間開催キャンセルとなっていた、約6万6千人規模のイギリス開催のダンスミュージックフェス「Boomtown」が、2022年8月10日〜14日の5日間に渡って開催されたが、猛暑の中での開催となり、主催者からフェス参加者たちに「暑さに注意するように」と警告が出されつつの開催となったことを BBC が報じている。また The Gardian によると、フェス開催時、イギリスの一部の地域では干ばつも宣言されていたとのことだ。

https://www.bbc.com/news/uk-england-hampshire-62503607​

熱波の影響により「Boomtown」の開催会場周辺は連日30度台中盤〜最高気温は38度超えが予想されていたため、主催者は消防からの助言により、乾燥した草に火が燃え移る危険性を考慮し、キャンプ場エリアのファイヤーパフォーマーの数とコミュニティファイヤーピットの数も減らした。

「地面は火口が乾いており、調理用の火についての懸念と並んで、私たちは特に歩きタバコの危険性を指摘したいと考えている」と主催者は開催前にコメントしており、また喫煙者には慎重にたばこの火を消すよう、自動車で来場した人々には停車中は車をのエンジンを掛けないことを、またキャンピングカーには携帯用調理コンロの使用を控えるようにと促した。

https://www.bbc.com/news/uk-england-hampshire-62503607

なお、2016年度の「Boomtown」開催の際には、フェスティバルの駐車場で火のついた煙草が駐車された車両の周囲の草の切り株に引火し大火災が発生、80台以上の車が焼失している。

HAMPSHIRE FIRE AND RESCUE SERVICE