エネルギー危機が続くイギリスだが、スコットランド・グラスゴーにあるナイトクラブ/ライブミュージックベニューの「SWG3」では、2025年までにカーボンニュートラルを達成するという目標に向けて、新たなソリューションとなる「Body Heat」テクノロジーを導入し、熱エネルギーに移行した発電を行う計画を立てているとのことだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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「SWG3」では、ダンスフロアにいる人々の体温を熱エネルギーに変換し、独自の方法で発電する計画を実行しはじめたところで、これにより二酸化炭素排出量をを大幅に削減できることに気づいた。音楽の強弱にもよるが、この技術では250〜600ワットの電力を発生させることができるとのことだ。

この電力は、アコースティック楽器と電子音楽とではかなり生み出せる電力の量が変わってくるそうで「大物 DJ がベースラインをバンバン鳴らしてみんなを飛び跳ねさせたら、500〜600ワットの熱エネルギーを発生させることができる」とのことだ。

この新たなソリューションの導入には費用も掛かったとのことだ、イギリスではエネルギー危機が続いているため、少なくとも投資回収が可能になるまでの期間はそう長くはないと見られている。とはいえ、ベニューが環境に配慮した先進的なアイディアを採用するのはかなり珍しいことで、この革新的な「Body Heat」技術には、ベルリンにある "世界最高峰のゲイクラブ" として知られる大人気ナイトクラブ「SchwuZ」のオーナーも注目しているとのことだ。