トロピカル・ハウスシーンを牽引する DJ/Producer の Kygo(カイゴ)が、Beatles(ビートルズ)のメンバーとしても知られる Paul McCartney(ポール・マッカートニー)が自身のアルバム『Pipes of Peace』からの先行シングルとして1983年にリリースされた Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)とのコラボ曲 "Say Say Say" のリミックスをリリースした。
 

"Say Say Say" は2013年に Billboard による 「史上最高の Hot 100チャート」の一つとしてランクインした名曲だ。この "Say Say Say" を、Kygo はディレイを帯びたバウンシーでダンサブルなトラックに仕上げている。

Kygo がポップシーンのトップスターのリミックスを手掛けるのは今回が初というわけではなく、過去にも Kygo は、Whitney Houston(ホイットニー・ヒューストン)「Higher Love」をリミックスしている。
 

Apple Music 1の Zane Lowe とのインタビューで、Kygo は同リミックスについて以下のように語っている。

僕が普段やっていることは、オリジナルの作品のほとんどを取り出して、ボーカルの上に幾つかの簡単なコードを書き始め、そこからそれをいじることだね。
僕はオリジナル作品の一部をしっかりと残したいから、段階的に進めるんだ。
だからコーラスがあってギターもある場合は、オリジナルのシンセをいくつか使う……リミックスを行う場合は、間違いなく別のバージョンを作成する必要があると思う。
オリジナルのプロダクションを全て維持すると、同じレーンに閉じ込められやすい気がする。それは、僕にとっては簡単だ。自由に実験したいのなら、オリジナルを取り出したほうが簡単なんだ。
それをいじって、自然に感じられるものを何でも録音してから、そもそもこの曲を素晴らしいものにしているオリジナルの要素をいくつか取り入れるんだ。