2025年3月に、アメリカ、マイアミで開催されたビッグフェスティバル「ULTRA Miami 2025」に出演した Gryffin（グリフィン）が、同フェス開催中に配信されたライブストリーミングにて発生した音声トラブルを報告した。
他のアーティストと同様に Gryffin のセットはライブ配信されていたが、ライブ配信を視聴していたファンから、サウンドがズレていたとの指摘があり、それについて Gryffin は自身の Instagram にて釈明した。
 
Gryffin は実際にライブ配信されていた上記の動画を投稿し、実際に聴こえていたサウンドと、ライブ配信でのサウンドは違っていたことを提示。会場でのサウンドは問題がなかったとのことだが、ライブ配信ではこのような自体が起きてしまっていたようだ。その理由は、ライブ配信のサウンド出力がマスターではなく、Gryffin がヘッドフォンで聴いていたキュー・ミックスになっていたためであるとのこと。何らかの手違いがあり、マスターサウンドではなく、キューミックスの方をライブ配信で流してしまっていたとのことだ。

※ キュー・ミックスとは、DJ が次のトラックを準備する際にヘッドフォンで音を確認するのに使うモニタリングツールで、公開されるものではない。

Gryffin は、上記のキャプションで以下のようにコメントしている。

（一部翻訳）
（この動画を見て）実際に、これは "ライブ" であることが確認できるね。
日曜日の ULTRA のライブ配信を見た人が聴いていたのは、会場の皆が聴いていたマスター出力ではなく、僕のヘッドフォンからのキューミックスのサウンドだった。（楽曲をミックスする前に僕が聴いていたサウンドの全てを、皆がライブで聴いていたってことだね）
現場でのサウンドは完璧だったから、ステージを降りるまで全く気がつかなかった。だけど皆のコメントを読んで、僕が実際にちゃんと DJ をしているってことを分かってくれて嬉しいよ lol

このような事態が起きてしまったにも関わらず、Gryffin は ULTRA を批判することもなく、むしろ「日曜日は慌ただしく、天気は最悪で機材は雨で濡れ、また直前にスケジュールを変更したものの、ULTRA は快く受け入れてくれた」と ULTRA を擁護している。
また Gryffin は、実際の ULTRA の会場で聴こえていたサウンドのセットも YouTube にアップした。

deadmau5（デッドマウス）が以前、Grimes (グライムス) のセットで "テクニカルな問題" が発生した際に皮肉ってバカにしていたことから、Gryffin は「Deadmau5 も誇りに思うだろう？」とユーモアたっぷりに最後の一文に添えている。

関連記事>> 毒舌王deadmau5 (デッドマウス) 、Grimes (グライムス) がCoachellaのセットで "テクニカルな問題" が発生した件をSNSで茶化し、ファンたちもコメント欄でバカにし放題

▼　GRYFFIN LIVE @ ULTRA MIAMI 2025