「Burning Man 2025」参加中のDJの男性、砂漠で瞑想中にテスラのCybertruck改造アートカーに両足を轢かれて重症…ヘリ搬送&緊急手術でとんでもない額が自費負担に

アメリカ・ネバダ州のブラックロック砂漠で開催され、”奇祭” と評されることも多い風変わりなフェス「Burning Man 2025」に参加していた音楽制作スクール運営 / DJ の James “JP” Patrick 氏は、土曜の夜、砂漠の地面で瞑想していたところ、「Burning Man 2025」名物でもある移動式アートインスタレーションの “アートカー” に改造されたテスラ社の “Cybertruck(サイバートラック)” に両脚を轢かれ、車の下敷きになった。James “JP” Patrick 氏は、自身も Burning Man で DJ としてプレイするアーティストだ。

James “JP” Patrick DJing at Burning Man. [Photo courtesy of Jade Patrick]

すぐに Cybertruck は後退したが、Patrick 氏は重症を負っており、イベント会場となったブラックロック砂漠の会場からリノの外傷センターにヘリコプターで搬送され、緊急の再建手術を受けた。

▼テスラの Cybertruck https://www.tesla.com/ja_jp/cybertruck

Patrick 氏の妻である Jade さんは、カリフォルニア州のニュースサイト SFGATE に対して以下のようにコメントしている。

あんな風に人の脚の中を見たことはなかった。骨と腱が剥き出しになっていた。

その時、なんてことなの、これは本当に深刻な状況だと思った。実際に(轢かれた瞬間を)目撃していなくてよかった。子どもたちも一緒だったから。

ジェイドさんは、サイバートラックの運転手はすぐに車を停車し、Patrick 氏の医療行為のために全面的に協力してくれたと語り、この出来事は「本当の事故」であると語っている。

▼Patrick 氏 https://www.gofundme.com/f/help-jp-heal-after-a-lifechanging-accident-at-burning-man

Patrick 氏はこの事故のため、5万ドル(約741万円)のヘリコプター搬送費用を含む莫大な医療費を自己負担しなければならず、Patrick 氏の家族の友人がその支払い費用に充てるべく、GoFundMe にてクラウドファンディングをスタート。Patrick 氏とジェイドさんは共に自営業のアーティストであるため、この事故のせいで収入は絶たれてしまった。そのため、リハビリ費用、休業保証、4人の子どもの保育料等、夫婦が負担しなければならない莫大な費用を賄うための募金を募っており、これまでに57,507ドル(約852万円)が集まっている。

>>Patrick 氏のクラウドファンディングはこちらから

Patrick 氏の家族の友人である Kara Lovemelt さんは以下のように語っている。

JP(Patrick 氏)は数ヶ月は歩けないだろう。一方、フェスに同行していた妻のジェイドと2人の子どもは、末っ子2人と再会するために帰宅した。そのため、ジェイドは JP が回復するまでの間、4人の子どもを育てるという困難をほぼ一人で乗り越えなければならない。

Patrick 氏は手術後、容態が安定し、ミネアポリスに帰還した。家族はドライバーに対して法的措置をとるかどうかはまだ明らかにしていない。

Related Items

burning manバーニング・マンCybertruck緊急搬送事故
More
Back to top ↑