Flying Lotus(フライング・ロータス)の最新 EP『BIG MAMA』が遂にリリース、ストップモーション・アニメによるミュージック・ビデオも公開された。
同 EP は、自身のレーベル Brainfeeder(ブレインフィーダー)から Flying Lotus 名義としては初となる記念すべき第一弾作品としてリリースされた。

Credit: Parker Day

大砲から撃ち出されたみたいな感覚にしたかった。
ただただ爆発的で、予測不能なエネルギー。
完全にバグったコンピューターみたいな、正気を失った機械のような感じだね。
- Flying Lotus

リリースに合わせて、ストップモーション・アニメによるミュージック・ビデオも公開された。
 

同作は、最新長編映画『Ash』の監督・作曲を務めた後の、ある種の “隔離期間” を経て制作された。ニュージーランドで、ラップトップとコントローラーだけを使い、ほぼ一人で映画音楽を完成させるという原始的な制作環境が、彼を原点回帰へと導いた。

制作期間は約2か月。従来の “曲単位” の制作ではなく、まず金属的で複雑な音色や、変化し続ける音の質感を探求するソフトウェア・シンセや、中古のドラムマシンを駆使し、音そのもののアイデアを書き留めるスケッチブックを作ることからスタートした。その後、1日に10~15秒分の音楽を丹念に積み重ね、最終的に13分に及ぶ、テンポやジャンルに縛られない意識の奔流のような作品へと結実させている。

自由で、生きている感じにしたかった。
サウンドデザインとして考えて、予測不能で圧倒的な密度を持つものを作りたかったんだ。
音楽がどんどん“完璧”で無菌的になっていく中で、
電子音楽における“人間らしさ”をどう残すか、それを考え続けたい。
- Flying Lotus

アートワークにも込められたカートゥーン的美学は、Flying Lotus 自身が敬愛する『ザ・シンプソンズ』の影響とも共鳴し、『BIG MAMA』を2010年作『Pattern+Grid World EP』の精神的続編とも言える作品へと位置づけている。ブレイクコアと IDM を自在に横断する、Flying Lotus ならではのダンサブルで遊び心あふれる側面が前面に押し出された一作だ。
『BIG MAMA』は、デジタル配信と12inch(ブルー・ヴァイナル)で発売、12inch は数量限定・日本語帯付き仕様でも展開される。


Label : BEAT RECORDS / Brainfeeder
artist : Flying Lotus
title : BIG MAMA
release:2026.3.6

TRACKLISTING:
01. BIG MAMA
02. CAPTAIN KERNEL
03. ANTELOPE ONIGIRI
04. IN THE FOREST - DAY
05. BROBOBASHER
06. HORSE NUKE
07. PINK DREAM

商品ページ:https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=15637
配信:https://flyinglotus.lnk.to/bigmama


12inch(ブルー・ヴァイナル/片面スクリーンプリント)