アメリカ・イリノイ州シカゴのグラントパークで7月30日(木)〜8月2日(日)の期間中に開催されたビッグフェス「Lollapalooza 2026」。
今年のラインナップには Charli XCX(チャーリー・エックスシーエックス)、Tate McRae(テイト・マクレー)、Lorde(ロード)、Olivia Dean(オリヴィア・ディーン)、John Summit(ジョン・サミット)、Jennie(ジェニー/BLACKPINK)、The Smashing Pumpkins(ザ・スマッシング・パンプキンズ)、The xx(ジ・エックスエックス)の8組がヘッドライナーを務め、8ステージ・170組以上が出演。1日あたりの収容人数は11万5,000人、4日間合計で最大約46万人が来場した。
一方で、4日間で計10件の逮捕と67件の救急搬送も記録されている。逮捕件数は昨年よりも減少したものの、搬送件数は増加。さらに8月1日(土)には豪雨で4時間も開場時間が遅延し、フェス後半を泥の海に変えた。
シカゴ市緊急管理通信局(OEMC)が発表した日別データによると、木曜日には4件の逮捕・18件の救急搬送、金曜日には3件の逮捕・22件の搬送、土曜日には3件の逮捕・16件の搬送、そして日曜日には逮捕者はおらず11件の搬送。合計10件の逮捕と67件の搬送が発生し、条例違反や罰則はなかったとのことだ。
昨年2025年の12件から10件へと逮捕件数は減少したが、搬送数は前年の42件から67件へと約60%増加しており、「トラブルメーカーは減ったが、医療対応は増えた」という複雑な結果となった。
今年の逮捕で最も異彩を放ったのは木曜夜の出来事だ。30歳のシカゴ市在住の男性が Museum Campus からフェスティバル上空で無許可ドローンを飛行させているところを逮捕された。警察官に偽名を告げ、協力を拒否し、さらに医療対応を求めたが、無許可航空機操縦の軽犯罪容疑で起訴されている。
金曜日には21歳のミシガン州の男性が、女性を叩き別の男性を殴ろうとしたとして軽犯罪の暴行・傷害容疑で逮捕された。
土曜日には2件のやや重大な逮捕があった。23歳のウィスコンシン州の男性がバックステージエリアへの強引な侵入を試み、それを止めたセキュリティガードを殴打。警察が財布からコカインを発見し、重罪の薬物所持容疑に加えて軽犯罪の暴行・不法侵入容疑で逮捕された。
また同じ土曜日、26歳の男性がフェスティバル外で無許可で5ドルのレインポンチョを販売していたとして、無許可行商の違反切符を切られたが、同男性は後にデュページ郡の薬物事件に関連する未執行の逮捕状があることが判明した。
残りの逮捕は不法侵入・暴行・無謀行為などの軽犯罪容疑で、年齢は18〜39歳であったとのことだ。
しかし、逮捕劇よりも今年のロラパルーザを象徴する出来事としては、悪天候が挙げられるだろう。
金曜日から断続的な雨が降り続いたため、Lil Uzi Vertが金曜日に予定していたセットが延期されるという事態が発生。週末にかけてグラントパークは徐々に泥沼と化した。
土曜日になると、さらに激しい豪雨がパークを直撃した。通常午前11時の開場が午後3時まで4時間遅延し、会場内は広範囲にわたって浸水、一部来場者が泥の中でのたうち合う「フレンドリーな泥レスリング」を楽しむ姿もSNSに投稿された。
最終日の日曜は雨があがり、逮捕ゼロ・11件の搬送という穏やかな締めくくりとなった。
なお費用面では、2011年の大雨ではグラントパークの修繕に100万ドル超が必要になった前例があるが、今年の清掃・修繕費用はまだ明らかになっていない。








