スウェーデン出身のギター・ロック・バンドでサマーソニック出演をきっかけに大出世を果たしたバンド……と言えば真っ先に思い浮かぶのがかのマンドゥ・ディアオだが、このザ・ロイヤル・コンセプトもまたそんなマンドゥ・ディアオ現象を彷彿させるキャッチーなメロディとルックスの良さも相まってブレイク要注意のニューカマーだ。スウェーデンはストックホルム出身、2012年夏にデビューEPをリリースしたばかりという駆けだしの新人である彼らだが、“Gimme Twice”、“World On Fire”といった必殺チューンのポップの中毒性は新人離れしたものがある。そのサウンドは、フェニックスとも比較されるエレクトロ/ダンスのスタイリッシュなエッセンスと、前述のマンドゥ系統のアンセミックなギター・ポップのエッセンスが絶妙の配合でミックスされている。今回のサマソニ出演は世界的に見ても最も早いタイミングでのザ・ロイヤル・コンセプト「発見」の場となりそう。ピース、パーマ・ヴァイオレッツと共にSONIC STAGEにインディ・ギター復活の狼煙を上げるのはこのバンドだ。
http://royalconceptband.com/onourway/