DJ Quietstorm
音楽にしかないアルティメット・フリーダムを目指し、真剣に進化し続ける冒険家。ヒップホップ、ブルース、ジャズ、ファンク、ロック、レゲエ、ダブ、ハウス、ドラムンベース、プログレ等、音の琴線を独自の技法を持って紡ぎだし、術を使って織りなす壮大なタペストリーは、脳に触れると融解し至福へ導く糸を垂らす。また、彼は80年代中盤~90年代初頭までをシカゴで過ごし、日本で活躍しているDJで最もシカゴ・ハウスを知り尽くしている男でもある。桑田つとむという別名義にて、自身が体験したハウス黎明期へのオマージュが込められた『This Is My House』を2009年にリリース。ハウスのルーツとも言うべきシンプルさ、アナログ的な温かさが濃厚に漂う名盤となっている。今回、披露されるのはDJ Quietstormの新たな音楽的側面である“ジューク”を基本としたセット。ジュークとはシカゴのゲットー・ハウスが発展し、超重低音であらゆる音楽的要素を飲み込みながら急速に拡がり、フットワークとも呼ばれるベース・ミュージックのカテゴリーの1つだ。BPM160を越える高速ビートに三連譜を多用したトリッキーなリズムが特徴的で、日本でも独自のシーンを形成している。クラブ・カルチャーの現在を知りたければ見逃せないだろう。...
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