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なおみ(日清食品)4―6、6―4、7―5ムグルサ(スペイン)
第3シードで世界ランク3位の大坂なおみ(23)=日清食品=は、2本のマッチポイントをしのぎ昨年準優勝のガルビネ・ムグルサ(27)=スペイン=に大逆転勝利を収めた。4大大会優勝&世界ランク1位経験者同士の大激戦を制し、4大大会通算50勝に到達した。準々決勝では同71位の謝淑薇(35)=台湾=と対戦する。
ベテランの謝淑薇は、この日の4回戦で世界ランク20位M・ボンドロウソバ(21)=チェコ=を破り、シングルスでは初の4大大会8強入りを果たした。大坂とは過去1勝4敗。19年全豪では勝利まであと2ゲームに迫った。現在ダブルスでは世界1位で、様々なショットを駆使して強打を封じるのを得意とする。
19年8月のウエスタン・アンド・サザン・オープンが最後の対戦。大坂の印象について「何度も対戦はしているけれど、コロナ禍(20年3~7月のツアー中断)以降はやっていない。長いことやっていないので、だいぶ変わっていると思う」と話した。気負いはなく「彼女はとてもいい選手。彼女とプレーする時は誰でもトラブルに見舞われる。あまり気にしていない。スマッシュを打ってくると思うけれど、自分のゲームをして、どうなるか、というところ」と自然体で構えている。
大坂が「やりにくい、楽しくない相手」とハッキリ口にしたが「私はどんな試合でも、たとえ拷問のような展開になっても楽しみ」と話す。「勝ち負けはあまり気にせず、ベストを尽くして、難しい状況になっても打開策を見つけられるようにするだけ。負けて失うものは何もない。隔離生活が少し早く終わって、外を楽しめるかな、というくらい」と笑っていた。
テニスの全豪オープンで2度目の優勝を狙う世界3位の大坂なおみ(23=日清食品)の準々決勝は、16日のセンターコート第1試合に入った。日本時間午前10時半の開始が予定されている。
大坂は同71位で、ダブルス世界女王の謝淑薇(台湾)と対戦する。対戦成績は大坂から4勝1敗だが、5戦のうち4戦がフルセットという大接戦。謝は、七色の変化球を使い分ける緩急、ドロップショットにロブなど、まさにかく乱戦法で、引っかき回すプレーだ。大坂が、どこまで我慢し、チャンスを打ち抜けるかがカギとなる。
◆全豪オープンテニスは、2月8~21日、WOWOWライブで連日生中継。WOWOWオンデマンドでも同時配信予定
<テニス:全豪オープン>◇14日◇メルボルン◇女子シングルス4回戦
2度目の優勝を狙う世界3位の大坂なおみ(23=日清食品)が、4大大会では自身初めてマッチポイントをはね返す大逆転で、ベスト8に進出した。同14位... もっと見る
テニス 全豪オープン 第7日(14日) ▽女子シングルス4回戦 大坂
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なおみ(日清食品)4―6、6―4、7―5ムグルサ(スペイン)
第3シードで世界ランク3位の大坂なおみ(23)=日清食品=は、2本のマッチポイントをしのぎ昨年準優勝のガルビネ・ムグルサ(27)=スペイン=に大逆転勝利を収めた。4大大会優勝&世界ランク1位経験者同士の大激戦を制し、4大大会通算50勝に到達した。準々決勝では同71位の謝淑薇(35)=台湾=と対戦する。
ベテランの謝淑薇は、この日の4回戦で世界ランク20位M・ボンドロウソバ(21)=チェコ=を破り、シングルスでは初の4大大会8強入りを果たした。大坂とは過去1勝4敗。19年全豪では勝利まであと2ゲームに迫った。現在ダブルスでは世界1位で、様々なショットを駆使して強打を封じるのを得意とする。
19年8月のウエスタン・アンド・サザン・オープンが最後の対戦。大坂の印象について「何度も対戦はしているけれど、コロナ禍(20年3~7月のツアー中断)以降はやっていない。長いことやっていないので、だいぶ変わっていると思う」と話した。気負いはなく「彼女はとてもいい選手。彼女とプレーする時は誰でもトラブルに見舞われる。あまり気にしていない。スマッシュを打ってくると思うけれど、自分のゲームをして、どうなるか、というところ」と自然体で構えている。
大坂が「やりにくい、楽しくない相手」とハッキリ口にしたが「私はどんな試合でも、たとえ拷問のような展開になっても楽しみ」と話す。「勝ち負けはあまり気にせず、ベストを尽くして、難しい状況になっても打開策を見つけられるようにするだけ。負けて失うものは何もない。隔離生活が少し早く終わって、外を楽しめるかな、というくらい」と笑っていた。
テニスの全豪オープンで2度目の優勝を狙う世界3位の大坂なおみ(23=日清食品)の準々決勝は、16日のセンターコート第1試合に入った。日本時間午前10時半の開始が予定されている。
大坂は同71位で、ダブルス世界女王の謝淑薇(台湾)と対戦する。対戦成績は大坂から4勝1敗だが、5戦のうち4戦がフルセットという大接戦。謝は、七色の変化球を使い分ける緩急、ドロップショットにロブなど、まさにかく乱戦法で、引っかき回すプレーだ。大坂が、どこまで我慢し、チャンスを打ち抜けるかがカギとなる。
◆全豪オープンテニスは、2月8~21日、WOWOWライブで連日生中継。WOWOWオンデマンドでも同時配信予定
<テニス:全豪オープン>◇14日◇メルボルン◇女子シングルス4回戦
2度目の優勝を狙う世界3位の大坂なおみ(23=日清食品)が、4大大会では自身初めてマッチポイントをはね返す大逆転で、ベスト8に進出した。同14位で、昨年準優勝のガルビネ・ムグルサ(スペイン)に最終セット、2本連続のマッチポイントを握られたが、4-6、6-4、7-5で逆転。杉山愛に並ぶ日本女子歴代最多全豪通算19勝目を挙げた。準々決勝では同71位の謝淑薇(台湾)と対戦する。対戦成績は、大坂の4勝1敗。
◇ ◇ ◇
絶体絶命だった。最終セット。3-5で自分のサービスゲーム。15ー40と、相手に2本連続のマッチポイント。過去の4大大会計63試合で、マッチポイントを握られて、勝った経験はない。「ストレスがたまっていた。どうしても力強さが出なかった」。しかし、「最後までファイトしよう」と、決して諦めなかった。
「何とかサービスを入れたい」と、1本目は時速191キロのエースでしのぐ。2本目は相手のフォアがアウト。追いついて最大のピンチを逃れた。しかし、4-5で次ゲームは相手のサーブ。このサービスゲームを破らなければ負けてしまう。一気にレベルを上げ「本能的にプレーした」と、3度目のブレークポイントをものにし、土壇場で5オールに追いつくと、そのまま大逆転勝利した。
大苦戦のきっかけは、ちょっとしたミスからだった。最終セットの2オール。大坂は簡単なフォアをアウトした。「凡ミスが多かった」。次の点も奪われ、今大会初めてラケットをたたきつけた。「反省している」。心が乱れ、サービスゲームを落とし、ピンチを招いた。
それでも「少し精神的に強くなったかな」と成長ぶりを誇る。マッチポイントをしのいだ逆転は4大大会で初めてで、そこにも心の成長の跡が見える。「記録とかは考えていない」と言うが、日本女子歴代最多の全豪の勝ち星に並び、名実ともに日本の歴史に名前を刻んだ。
4大大会では過去、何度も苦い思いをしてきた。「ベスト8、ベスト4に行けると言われながら、何度も4回戦の壁に泣いてきた」。だから、4回戦さえ突破すれば、過去3回とも優勝している。次戦はくせ者の謝が相手だが、この勢いを止めるつもりはない。【吉松忠弘】