エクストリーム (Extreme) は、1985年に結成されたアメリカのハードロックバンド。概要1985年にドリームというバンドにいたゲイリー・シェローンとポール・ギアリーがヌーノ・ベッテンコートを勧誘し加入させ、バンド名をエクストリームに改め活動を開始する。その後1986年とその翌年の1987年と2年連続でボストン・ミュージック・アワードの最優秀ハード・ロック/ヘヴィ・メタル・アクトを受賞し、89年5月アルバム『エクストリーム』でデビューする。エクストリームで一番の代表曲は "More Than Words"で、バンドはこの曲でBillboard's Hot 100にて全米1位に耀いている。前述の通り、このアコースティック・バラード・ソングである"More Than Words"が特に有名だが、基本的にバンドのサウンドはハードロックを基調としながらも、16ビートを刻むファンクの要素を取り入れた楽曲が主。ファンク・メタルという新たなカテゴリーに括られることも多くそれはレーベル名とも成った。テクニカルなヌーノ・ベッテンコートのギターから繰り出されるリズミカルかつメロディアスなサウンドとゲイリー・シェロンのパワフルなヴォーカルスタイルも特徴的である。フレディ・マーキュリー追悼コンサート1992年4月20日、イギリス、ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われた、クイーンのボーカリストであるフレディ・マーキュリーの追悼のために行われた大規模なコンサートに2番目のグループとして出演。クイーンの代表曲、のべ11曲からなるメドレーを高い再現度で披露し、観客を大いに沸かせた。解散ヌーノ・ベッテンコートがバンドを脱退後、ゲイリー・シェローンがヴァン・ヘイレンに加入することが決まり、バンドは自然消滅。ヌーノはアルバムをNUNO名義で1枚、MOURNING WIDOWS名義で2枚、POPULATION1名義で2枚、DRAMAGODS名義で1枚リリースしているほか、最近は元ジェーンズ・アディクションのペリー・ファレルの新プロジェクトSATELLITE PARTYにも参加した。再結成ここ数年、ゲイリー・シェロンとヌーノ・ベッテンコートは赤坂でのGUITAR WARSを皮切りとしボストンや東京でライブを行った。