今、ニューヨークを騒がせるブルックリン発のヒップホップ・クルー”プロ・エラ(PRO ERA)“。
その中心人物の一人、ジョーイ・バッドアス(JOEY BADA$$)。90’s Hip Hopのメンタリティーを継承したその独特なクラッシック・スタイルは、現在(いま)のニューヨークで、カルチャーを再構築する言動源となっている。
2012年プロ・エラ初のミックステープがリリースした後、ジョーイがMTVでフィーチャーされた。それを期にミュージック・メディアでさらなる注目を集め、ソロ初のミックステープ『1999』が230万DLという異例の数を叩き出した。
のちの2015年、メジャーでのソロ・デビューアルバム『B4.DA.$$』を発表。故J・ディラ(J. DILLA)が制作した未発表トラックに加え、DJ プレミア(DJ PREMIER) 、エムエフ・ドゥーム(MF DOOM)といった名プロデューサー陣のほか、日本でも馴染みのあるプロ・エラのオリジナル・プロデューサー、スタティック・セレクタ(STATIK SELEKTAH)やカーク・ナイト(KIRK KNIGHT)がサウンドを担当。90’sを代表するウータン・クラン(WU-TANG CLAN)やザ・ノトーリアス・B.I.G.(THE NOTORIOUS B.I.G.)の声ネタをサンプリングするなど、敬愛する先人達の思いも詰まった本作は、全米チャート初登場トップ5入り、ヒップホップ・アルバム・チャートではNo. 1を記録し、ジョーイを世界の大きなステージへと導いた。