02.17 (Sat)
イギリスはハートルプール出身のSNEAKER PIMPS(スニーカー・ピンプス)。
音楽性やジャンル的な立ち位置を大きく分けた場合、PORTISHEAD(ポーティスヘッド)やMASSIVE ATTACK(マッシヴ・アタック)と同様、トリップホップに属するが、「トリップホップにカテゴライズされること」に対してメンバーは激しい嫌悪感を持っている。
知名度という点では前述のトリップホップの二大巨頭には及ばないが、暗いイメージが強いトリップホップで、ポップで力強い印象を受ける。他のトリップホップ勢にはあまり見受けられないそのポップさの一端を担っているのが、ギタリストでありグループのリーダーでもあるクリス・コーナー(G)のCURVE(カーヴ)やGARBAGE(ガービッジ)を彷彿とさせるニューウェーヴ meets オルタナといった質感のギターだ。この生命感に溢れたギターは、主として非人力要素で成り立つ電子系のこのジャンルに血の通った温かさや人間味といった生っぽさを加わえていて、灰色の厚い雲間から差し込む一条の光のように際立っている。また紅一点のケリ・デイトン(Vo)の童女っぽいロリータ声も、短髪にあっさりメイクのその体育会系っぽい見た目とは反していて、まるでCRANES(クレーンズ)のアリソン嬢のような印象を受ける。残念ながら1stをリリース後にグループを脱退してしまい、2ndではギターのクリスがボーカルも務めるという苦肉の策が取られることになった。それに伴い、音楽性もよりギターロック方面へとシフトチェンジした。... More Biography
音楽性やジャンル的な立ち位置を大きく分けた場合、PORTISHEAD(ポーティスヘッド)やMASSIVE ATTACK(マッシヴ・アタック)と同様、トリップホップに属するが、「トリップホップにカテゴライズされること」に対してメンバーは激しい嫌悪感を持っている。
知名度という点では前述のトリップホップの二大巨頭には及ばないが、暗いイメージが強いトリップホップで、ポップで力強い印象を受ける。他のトリップホップ勢にはあまり見受けられないそのポップさの一端を担っているのが、ギタリストでありグループのリーダーでもあるクリス・コーナー(G)のCURVE(カーヴ)やGARBAGE(ガービッジ)を彷彿とさせるニューウェーヴ meets オルタナといった質感のギターだ。この生命感に溢れたギターは、主として非人力要素で成り立つ電子系のこのジャンルに血の通った温かさや人間味といった生っぽさを加わえていて、灰色の厚い雲間から差し込む一条の光のように際立っている。また紅一点のケリ・デイトン(Vo)の童女っぽいロリータ声も、短髪にあっさりメイクのその体育会系っぽい見た目とは反していて、まるでCRANES(クレーンズ)のアリソン嬢のような印象を受ける。残念ながら1stをリリース後にグループを脱退してしまい、2ndではギターのクリスがボーカルも務めるという苦肉の策が取られることになった。それに伴い、音楽性もよりギターロック方面へとシフトチェンジした。... More Biography