Native Instrumentsは、NIの新しいフラッグシップとなるグルーヴプロダクション・スタジオMASCHINE STUDIO、そして次世代のMASCHINEソフトウェアMASCHINE 2.0を発表しました。MASCHINEハードウェアよりもサイズが大きくなったMASCHINE STUDIOではさらに感覚的なコントロールが可能になります。高解像度のカラーディスプレイも2台装備されており、コンピューターを基盤とした直感的でハンズオンなビート制作が新しい次元に突入します。すでに定評のあるMASCHINEとMASCHINE MIKROと同様、MASCHINE STUDIOでは最新のソフトウェア・テクノロジーとハードウェア基盤のワークフローが組み合わされています。MASCHINE 2.0には、新しいミキサーページやダイナミックなドラムシンセ・プラグインをはじめとして数多くの改善、新機能が施されており、MASCHINEファミリーが擁する3つの制作スタジオに一層のパワーとスピードが加わります。MASCHINE STUDIOはNIオンラインショップにて2013年11月1日からご提供します。MASCHINE 2.0は、MASCHINE STUDIOならびに、2013年11月1日以降に発送される全てのMASCHINE、MASCHINE MIKROに付属しています。

ほぼ全てのソフトウェア機能をハードウェアでコントロール。MASCHINE STUDIOのワークフローの中心となるのは、16個の高感度マルチカラー・バックライト・パッド、新型ジョグホイール付きエディットセクション、レベル・セクション、そして2つの高解像度カラーディスプレイです。ディスプレイではソフトウェア機能が詳細にビジュアル表示されるので、MASCHINEのハードウェア・ワークフローに集中できます。MASCHINEのクリップベースのパターン・シーケンサでサンプルを編集する際などには、左のディスプレイで全体を、右のディスプレイで詳細を表示させながら、細かい部分までスライス、エディット、構成などを実行できます。そして、プロジェクト、グループ、サウンド、インストゥルメント、エフェクト、サンプルをKOMPLETE Instruments and Effects製品のアイコンを使ってハードウェアから直接選択できるので、ブラウズがスムーズになります。

新しいエディットセクションには専用エディットボタンとLEDリングインジケータ付ジョグホイールが配置され、視認性と操作性が高まりました。ジョグホイールを使うとボリューム、テンポ、スイング設定を素早く調整でき、ブラウズと編集のスピードがアップします。レベルセクションには使いやすいボリュームノブと多機能メーター・ディスプレイが装備され、マスター、グルプ、サウンド、キューのレベルを調整できます。また、マルチチャンネルのオーディオインターフェイスが接続されている場合には、最大4つまで選択可能なインプットソースをモニタリングできます。また、専用コントロールボタンでMASCHINE STUDIOのサンプラー、アレンジャー、ミキサー、ブラウザの間を迅速に切り替えでき、さらにチャンネル設定と新開発プラグイン・ストリップに直接アクセスできます。外部の機材を使用している場合なら、MIDIインプット1つとMIDIアウトプット3つを用いてMASCHINE STUDIOを指令ハブとして使用して、全ての機材を1つのコントローラから操ることが可能になります。また、ユニットの下部には、非常に頑丈な内蔵折りたたみ式のスタンドが収められており、これを使ってMASCHINE STUDIOを最適な角度に設置することができます。



MASCHINE 2.0はNative Instrumentsのグルーヴ制作ソフトウェアの大幅リニューアル版です。MASCHINE STUDIO、そしてMASCHINEとMASCHINE MIKROの両世代のパフォーマンスがこれで飛躍的にパワーアップします。タグベースの属性ブラウザでサンプルとプリセットを探し出すのが簡単になり、新しいプラグインストリップではMASCHINE内部のプラグインの個別レイアウトが設けられているので、一般的なボタンやノブを用いるよりもずっと簡単に操作できるようになります。新しいミキサーページでは細かなレベル調整、あるいはMASCHINE 2.0のauxセンド、プラグイン、無限に設定可能なグループ、インサートプラグインの柔軟なルーティングが可能です。そして新しいマルチコア対応オーディオエンジンによりサイドチェーニングが可能になります。また、インストゥルメント、エフェクト、プラグインをより多く使用でき、ロードもスピーディーになります。そして最先端の32ビット浮動小数内部加算方式により非常に高い音質が実現します。

Native Instrumentsが長年のソフトウェア・シンセシスの経験と知識を駆使して開発したドラムシンセ・プラグインもまたMASCHINE 2.0で特筆の新規事項です。各インストゥルメントにはドラムタイプが具体的に設けられていて、そのインターフェイスも直感的で使いやすくなっています。ここでは、弾けるようなデジタルサウンドから温かみのあるアナログサウンドまで幅広い種類のサウンドが取り揃えられています。各ドラムサウンドはシンセシス・ベースなので、緻密な調整が可能です。そしてこれらのプラグインはMASCHINEハードウェアから直接に調整、自動化することが可能です。MASCHINEの世界がユニークなドラムシンセ・サウンドでさらに色彩豊かになります。

あらゆるVST、Audio Unitsプラグインのホストとなるのに加えて、MASCHINE 2.0には、高品質で音楽制作にすぐに使える8GB超のサウンドライブラリが搭載されています。また、定評のあるシンセサイザーのMASSIVE、パーカッシブな鍵盤音などに最適なシンセサイザーのPRISM、高品位コンプレッサのSOLID BUS COMP、伝説的な電子ピアノをアナログの感触そのままにサンプリングしたSCARBEE MARK Iのフルバージョンも搭載されており、どのようなタイプの音楽制作でも多彩なセットアップを組み立てることができます。MASCHINEはMACまたはPCシステムでスタンドアロンとして機能します。また、VST、Audio Units、AAXプラグインとしてあらゆる主要DAWにロードできるので、既存の制作環境にもスムーズに組み入れることができます。MASCHINE 2.0ソフトウェアでは、ソング、グループ、単体サウンド全体をロスレスのWAVまたはAIFFフォーマットで、最大32-bit/192kHzでバッチ処理できます。以前のMASCHINEプロジェクト、iMASCHINEプロジェクト、REXファイル、MPCプログラムのインポートも完全にサポートされています。 

 

 

Release Information


 

MASCHINE STUDIO
フルバージョン:¥104,800