Photo Credit: HIROSHI NIREI

6月12日(木)東京・TOKYO DOME CITY HALLでコールドプレイ(Coldplay)が一夜限りのプレミアム・ライブを開催した。

このライブは、2009年のさいたまスーパーアリーナと神戸・ワールド記念ホールで行われた「VIVA LA VIDA TOUR」以来、5年振りの日本での単独来日公演となる。瞬時にソールドアウトとなった超プレミア・チケットを手にした約3千人のファンが会場を埋め尽くし、数え切れぬほどの輝く星が吊るされたステージにメンバーが登場すると、割れんばかりの歓声が沸き起こった。



ニュー・アルバム『ゴースト・ストーリーズ』のオープニングを飾る「オールウェイズ・イン・マイ・ヘッド」でライブはスタート。フロントマンのクリス・マーティンが日本語で「コンバンワ!」と挨拶をし、「チャーリー・ブラウン」、「パラダイス」と人気曲が続く。クリス・マーティンの「Hands up!」の呼びかけで、会場は手拍子に包まれ、新曲と歴代ヒット曲を織り交ぜたセットリストに、早くも熱気溢れる盛り上がりを見せる。

「この美しい国にまた来れてとても幸せだよ」とMCでコメントしたとおり、曲が終わるたびに「アリガトウゴザイマス」と日本語で感謝を伝えたり、歌詞の一部を「トーキョー」に変えて歌うなど、日本へ来るのを心から楽しみにしていたクリス・マーティンの姿が印象的だった。



そして、ステージ中央にティンパニーなどパーカッションがセッティングされ、バンドの代表曲「Viva La Vida / 美しき生命」でイントロからオーディエンスの大合唱!クリス・マーティンは軽やかなステップで縦横無尽にステージを動き回りながら、客席の1人1人とアイコンタクトを取り、続いての「ウォーターフォール~一粒の涙は滝のごとく」では、観客から受け取った日本国旗を掲げ、会場はさらにヒートアップ。その日本国旗をマントのようにまとい、最新アルバムからの先行トラック「ミッドナイト」を歌い上げ、ベースのガイ・ペリーマンと共に奏でるレーザーハープを用いた圧巻の演出で本編が幕を閉じた。

そして鳴り止まぬ歓声の中、アンコール。クリス・マーティンはあらためて日本の素晴らしいオーディエンスに感謝の言葉を述べ、EDMプロデューサー/DJのアヴィーチーがプロデュースを手掛けた最新シングル「ア・スカイ・フル・オブ・スターズ」でクライマックスへ。曲名にちなんだ星形の紙吹雪が視界一面に舞い、圧巻の景色に会場全体が感動に包まれた。そして、最後の曲はみんなが待ち望んだ「フィックス・ユー」。ラストはメンバー全員で肩を組み、客席へ何度も何度も深々とお辞儀をし、大熱狂のライブが終了した。

 

 

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