9月20日に新木場ageHaにて世界No.1のDJを決める「Red Bull Thre3Style 2015」のワールドファイナルが開催された。17カ国から計18名(台湾2名)の各国チャンピオンたちが東京に集結し、計6日間に及ぶ世界予選・決勝が繰り広げられた。

今年、世界No.1 DJの座を掴んだのはチリ代表のDJ Byte。日本代表のDJ B=BALLは接戦を繰り広げたが決勝へ進めず、ワイルドカード枠で敗者復活したアメリカ代表のJ. Espinosaは世界2位、スイスのDJ Wizが3位という結果になった。

ワールドファイナル出場は三度目という常連の猛者DJ Byteは、日本の国旗を掲げ、太鼓の音で競技スタート。有名曲や南米のリズムで盛り上げ、ホーンネタでアッと驚くトーンプレイの技も披露。ダフトパンクの名曲でフロアは最高潮へ。ジャッジとクラウドのハート両方を鷲掴みにしたDJ Byteが堂々の1位に輝いた。なお、この模様はライブストリーミングで全世界へ配信され、世界中がチャンピオン誕生の瞬間で見守っていた。
 
 

「Red Bull Thre3Style」(レッドブル・スリースタイル)は制限時間15分以内で、3つ以上の音楽ジャンルをミックスし、高度なテクニックとパフォーマンスを競い合うDJの世界大会。その魅力は技だけでなく、観客を盛り上げるパフォーマンスも重要な採点ポイントであること。そして地元オーディエンスを魅了しつつも、耳の肥えた審査員たちをも同時に唸らせる曲選びも重要だ。審査員はDJ SKRATCH BASTID、Z-TRIP、DJ JAZZY JEFF、DJ KENTARO、DJ CRAZEの5名。そして2,000人以上の観客たち。


優勝後、世界チャンピオンのDJ Byteは「一生懸命に努力をすれば、人生なんでも達成できる。自分を信じることが大切だ。もし達成できなくても自分を責めたりせず、少し心を休めて、またチャレンジするといいだろう。必ずできるはず」と語った。