通称フラワークラウンと呼ばれる花の冠は、フェスファッションの人気アイテムでもある。
音楽フェスティバルでは、コーチェラ、Bonnaroo、Lollapaloozaなどにて主にボヘミアンファッションを楽しむものの中心的アイテムとなり、Vogueの雑誌カバーを表紙したり、Lana Del Rayも2012のEPカバーにも使用している。
 


しかし、この花の冠は、ウクライナでは単なるアクセサリーではないことを知っていただろうか。
もっと深い意味合いを持つのだ。
ウクライナではVinokと呼ばれる伝統的な花冠。
この花冠は、まだ結婚をしていない女性が身につけるピュアな女性を表すものなのだ。
またこの花冠を身につけることで、悪い霊や病気からも守られるという考えも歴史的に国民に刻まれたのだ。
そして、ウクライナの人にとっては髪の毛は最も聖なるものとされているため、それを守るようにリボンが花冠につけられている。

これは昔のウクライナでの歴史的な花冠の位置づけであり、今ではもっとカジュアルに、国民的プライドやウクライナアイデンティティとして身につける若者も多いとのこと。しかし、これからも単なるファッションではないことがわかるだろう。