The Recording Industry Association Of America (通称:RIAA)とは、アメリカのレコード産業協会という組織を指すが、彼らが興味深い発表をした。

何と2000年代で2016年度が音楽業界にとって最も経済的に収入の高い年になるだろうという予測だ。

そして、その画期的な上昇の動きの原動力になっているのがストリーミング業界なのだ。
Spotifyは、年内には日本上陸予定ですが、すでにサービスを開始している国では、無料と有料の2パターンのプランを展開している。

有料ストリーミングの契約により、2016年度の上半期だけで、10億ドルもの収入があり、これは、2015年度の年間の収入に近い数値であることからも、去年以上の成長が感じられる。

いずれ、CDやVinylなどの物的セールスの売り上げは下降していることからも、SpotifyやTIDALをはじめとするストリーミング業界の動きには、今後も注目だ。

消費者目線で見ると、Apple MusicやTIDALなどの有料ストリーミングプランは、DrakeやChance The Rapperなどアーティストとの契約による独占配信などで限定感をアピールしているが、Spotifyは無料バージョンでもAIなどの技術により、個人に特化したプレイリストのカスタマイズなど音楽を楽しむ日常の経験値に力を入れているようだ。

競合社が多いストリーミング業界だけに、今後の成長も楽しみである。