週末のKaskadeは最高な空間を見事に作り上げ、往年のHOUSEリバイバルセットと彼が提言する数百人で楽しむセットとしては完璧なまでの演出で感動の一夜を提供してくれた。激レアなREDUX SETとともに、Spotifyで特別なプレイリストも公開。
 


そんな彼は、自身のサイトにてAlicia Keysのリミックスを含め、音楽制作の舞台裏や音楽に対する素直な想いをブログ調で公開している。
最近の投稿がLAタイムズ紙の記事に対する批判であり、アーティスト目線から見たフェスの現状について語っている。

様々な意見がある中、あなたはどう思いますか?

彼が問題視したLAタイムズ紙の記事は、LAを拠点に置くイベント会社が経営したレイヴを中心に2006年以来、25人もドラッグにより亡くなっていることを取り上げた。記事中には、Kaskadeの5月のコンサートでもドラッグを吸引した参加者が救急車で病院に運ばれたと伝えた。
 


これに対して、Kaskadeはまずこのように反論。

僕のショーの後に、救急車で病院に搬送されたような参加者はゼロだ。一人もいない。

Kaskadeはこのようにも言った。

このようなドラッグ問題に対して力になりたい。自分のアーティストとしての立ち位置や影響を使って、ドラッグで苦しんでいる人々に生きる喜びや生きる責任感を伝えることが出来るなら、自分の立ち位置を利用して貢献したい。でも、これはアメリカのレイヴシーンに限定されることではなく、世界的な問題だ。

一番の問題は、人々がこの世界的な問題をシンプル化していること。まさに、レイヴ=ドラッグとまとめているようにしか聞こえない。


長年、音楽業界にいるKaskadeが言うからこそ、感じる言葉に秘められた強い想い。